昨日のお昼は、二階でお仕覆のお稽古。
今年できた近くの「旧邸」という名のシェアハウスのみっちゃんが
手習いにきている。まだ半年くらいだけど、なかなかどうして、手先が
器用でしろうとには見えなくなってきた。香道で使うものを作っているらしい。
25日のライブをやってくれる翔くんも同じ旧邸の住人。
うらぶれた街の長屋を改装してできたところだけど、いい人が集まると、天守閣
みたいになる。ちゃぶ台にすすり茶碗があるだけで、とっても豊かな気持ちになる。
二階のちゃぶ台で、お仕覆をしている姿は、日本の「懐かしい未来」を感じる。
今回、そんな姿をヒントに詩をつくり翔くんが曲をつけた。たぶん
若い世代の人たちも、五感の先にそんな未来像が見えてきたのかもなんばん。
夜は「書をしよう会」。貞本先生は新年の「ア・ビアント」という吾妻橋にあるギャラリーで
新年に新作を出すらしい。新年のその催しは、毎年有名な文人たちの書も展示される。
水上勉さんの書なんかもでる予定らしい。楽しみだ。今年は中川一政さんの書がなかなかよかった。
昨日は酒、卵、鶏肉の差し入れがあった。前日に畑をやっている人から、立派なネギをいただいたので、
昨日は書を書いた後は、「鶏すき」にした。すきやきとは、鋤つまり農具を鍋の台用にしたところから命名された。
だから今でも鉄鍋や鉄のフライパンでやると雰囲気がでる。昨日は南部鉄の鍋に、割り下(うちは蕎麦汁ベース)を入れ、
鶏肉とネギと焼き豆腐を入れ、ふーふーいいながら酒肴にして酒を飲んだ。差し入れの酒は新潟の八海山。
今日は旧邸の近くの「bunkan」がカレーの日。ぼくのお茶のお弟子様が店長。休みの日は田舎へ車を走らせ、
東京を脱出することが多いけど、今日のお昼はbunkanでチキンカレーを喰う。14時から「ライア」の演奏も
ある。シュタイナーが愛用していた古代ギリシャの小さな琴らしい。
25日(金)はいよいよ天真庵の忘年会ライブ。
25日(金) スタンダードジャズ
演奏:赤須翔(ギター)、阿久津 勇人(ギター)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き