渡辺真知子さんだったか、そんな歌が流行ったころがある。
新宿に昔から「14代」を飲ませてくれるバーがあり、時々そこで彼女を見かけた。
その店の留守番電話も彼女の声で「お電話ありがとうございます・・・」となっていた。
秋に芸大出身の美人の陶芸家から案内がきた。「不惑」になった、と挨拶の冒頭にあった。
大学をでたてのころから作品を見ているけど、若いころから作品には惑いがない。
先日カウンターに常連のカリスマいやからすま料理人がとまった。「40になりましたヨ」
というので、「フワクやな」といったら、「フワク?ってなんですか?」と聞いた。
以前、論語について説明を求められ、「孔子さんの話」というと、「格子?その世界にはいり
そうなことは何度もありましたけど・・」といった君だ。またまた、四十而不惑、 五十而知天命、 六十而耳順、 七十而従心所欲、不踰矩・・
などと説明するのもなんだし、
「ワクワクすることをフワクっていうねん」と答えた。すると、「ぼくはノーテンキな性格なので、お客さんがこない日
でもワクワクしますよ」と元気に笑った。ひょっとしたら、孔子さまよりも「不惑の王さま」かもなんばん。
今日は20年目の「論語の会」の忘年会だ。
昨日は「日曜蕎麦大学」の後に「なんとなく蕎麦を喰う会」だった。
4人でゆるりと蕎麦会を楽しんでいたら、近所のシャアハウスの子らが、年末の挨拶よろしく
なだれこんできて、8人で「なんとなく蕎麦を喰う会」をやった。ひとり有名なジャズピアニストが
いて、興にのりピアノを弾いてくれた。いつもながら、奇人さんが集まってくる不思議な場所である。
これから「卵かけごはん」