長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

こころねのやさしいアーティストたちがやってくる。

2014-07-04 08:45:40 | Weblog

今月は、4つのライブがある。

ひとつは、常連さんの身内のお祝い貸し切りパーティー。

浅草で活躍する上原英里さんと、プッチャリンがやってくれる。

海の日には、大石学さんのソロライブ。告知する前から満席というこまったライブでもある。

26日(土)が、毎年やっている隅田川花火大会・浴衣ライブ。もにじんさんたちの楽しいライブ。

そして急遽・30日(水)に「Cocolo'ne ライブ」

水谷美月さんという美人で素敵なヴィオリンを奏でる女性がたまちゃんライブにきて、

「情熱大陸」を弾いてくれた。彼女とヴォーカル、ギターが入る3人のグループで、東日本大震災の

時に急遽できた元気で心やさしい人たち。素敵な真夏の夜のコンサートになりそうだ。

今日はこねるのまいかさんがやってきて、「ねんどの会」がある。縄文の土器を見ると、人が

この星に生まれて、最初にやったものつくりは、「ねんど」ではなかろうかと思う。狩猟が中心だった

ので、男たちは狩にいき、その間に女性たちが、狩の無事や天候などを神に祈る紳器としてできた。

明日は大事な器が割れたりかけたりしたものを修理する講座が始まる。「金継ぎの会」

割れたものが家にない人は、天真庵にヤマのようにあるのでご心配無用。

日本人のものを大切にしてきたことや、割れてももとものに負けないくらい美しくする美意識のすごさ

を目の当たりにする会。19時から2500円(そば・珈琲・材料費込)

6日の夕方は「蕎麦打ち」&「普茶調理の蕎麦会」

蕎麦が上手打てる人が増えてきた。家族や親せきの前で蕎麦会をやったりする人もでてきた。

「普く大衆茶を施す」という普茶料理も少しづつ伝授していきたいと思う。あまり楽しい会なので、

料理を学ぶより、酒を飲む勢いに負けている感がある。とくに庵主がそうかも?

7日(月)は「長屋で女史会」   自分たちのルーツとか、男の女の歴史や風俗を勉強する

のは、とても大事だと思う。とくに、今みたいな「大きな分水嶺みたいな時代」には、やっておいたほうが

いと思う。

火曜日は「お仕覆」の会。金継ぎと同じく、日本人の知恵袋みたいな袋を作る会。

9日(水)は「かっぽれ」    女子のかっぽれが始まる歴史的な日。

 

 


♪ひーも をつければ ほら 金かくし~

2014-07-03 08:14:04 | Weblog

昨日の「文花的なひとりごと」に、玉ちゃんこと、悠玄亭玉ちゃんのライブの

ことを少し書いてみた。昔からの友人や蕎麦の弟子たちには月いちのメルマガにしている。

カラオケが幅をきかせるようになってから、お座敷遊びを

する人がすくなくなった。「いき」なお金が流れる場所では、遊びの中に、「文化」がいっぱい

つまっていたように思う。生きている間は。「いき」に生きていきたいと思う。

玉ちゃん効果で、かっぽれをやる女子が一気に5人に増えた。

これまで月一度だったのが、二度になり、基本的に前半が「男子」、後半が「女子」。

昨日は男子だったけど、来週9日(水)に都合が悪い女子ひとりがきて、いっしょに

「かっぽれ」「深川」「ずぼらん」「伊勢音頭」を踊った。基本的に春夏秋冬、浴衣で

踊るので、冬は寒い。夏は二階が天井をはずしているので、すこぶる暑い。

でも、「自然な汗をかく」ような場所が最近少なくなってきたので、踊った後の爽快感

は、格別なものがある。

お花やお茶は総合芸術だけど、人を「おもてなし」するお座敷には、料理や器や踊り、粋な遊び・・・

生涯勉強し続けても、卒業することがないお勉強がいっぱいある。

明日は「ねんど教室」19時から3000円(蕎麦会付き)

明後日は新講座「金継ぎ教室」19時から2500円(蕎麦・珈琲・材料費込)


♪二階貸しましょ お望みならば 下も貸しましょ 後家じゃもの

2014-07-01 09:11:20 | Weblog

昨日は、江戸遊芸の大家?悠玄亭玉ちゃんの85歳の誕生日を祝う独演会。

朝卵かけごはんを食べにこられ、元気にスタート。85歳とは思えないくらい元気で意気(粋)

な生き方をしておられる。昨日は、20年続く「順受の会」(論語の会)のメンバーとかダメ中の

メンバーとか、蕎麦や珈琲の弟子さんたちが集まってくれて、楽しい座敷芸をいっしょに堪能した。

今日から7月。後半戦が始まる。最近、昔の人が書いた廓の話などを読むことが多い。

世界的にまた戦争が勃発しそうな機運になってきた。戦時中の廓の床の間に

「皇国の興廃 この一戦にあり」と書かれた書が飾ってあったという話があった。日本海海戦の時の「Z旗」だ。

政治が混沌としてくる背景には、経済が壊れかけている現実があり、戦争になると

武器をもたない不通の人や芸人や職人や廓の女性たちにも、生存を危うくさせる現実が待ちうける。

今日は「英語で蕎麦会」

この会も池袋時代から続く勉強会。岩本先生も蕎麦打ちに夢中になっている。

英語がしゃべれる、より、英語でなにをしゃべるか、の「なに」のほうが勧進帳。

明日は「かっぽれ」(男子編)

来週9日(水)から女性専用のお座敷列車?みたいな「かっぽれ」が始まる。

昨日たまちゃんが歌った♪ああ、あれはみかん船・・・という代表的なものは、紀伊国屋門左衛門が

故郷に帰るときに地元の人が歓迎の踊りをやってくれ、それが「かっぽれ」の起源だという説の歌。

大阪の「住吉大社の祭り」が起源という説のほうが有力。どちらにしても、人を愉快にし、生きているを

心の奥底から喜べるような内容だ。女子のほうは、たまちゃん効果でいっきに5人になった。

男子のほうは、もうひとり空きがある。「われこそは」という元気な男子がいたら、熱烈歓迎。