こんにちは
昨日のクリスマスイブはどう過ごしましたか?
私たちは結局お友達と合流し、晩ご飯にチキンの唐揚げを食べました。
クリスマスだからチキンの唐揚げって
若いママがそう云って作ってくれたのです。
私が子供の頃はクリスマスはケーキだけでしたね。
それもケーキが食べられるのはクリスマスのときだけ。
町にケーキやさんはなかったし、チキンの唐揚げもありませんでした。
クリスマスケーキは予約制で、
分けの判らないバタークリームという甘いクリームで覆われていました。
同じくバタークリームで作ったバラの花には
銀色の仁丹みたいなシュガーバールがついていましたね。
サンタクロースのろうそく、柊の飾り物、
金色のベル。
クリスマスを祝うような家庭じゃなかったのに
何故か家にはクリスマスツリーのセットが有りました。
どうも取引先からプレゼントされた物らしい。
セットがあるので父親は山で松の枝を切って来てくれたものです。
飾り物は厚紙に銀色の色紙を貼ったようなちっぽけな物でした。
それでもクリスマスツリーの飾り付けを持っている子供は
そうそういなかった時代でしたね。
モールで作られたキャンドルや銀色の長靴、
一番上には大きな星をはめ込む様に出来ているのに
松の枝ではその星を差し込む事が出来ず
紐で縛って付けたのを思い出します。
綿を千切っては広げて雪に見える様にそおっと緑の葉っぱに乗せました。
子供達のために山で松の枝を切る父の気持ちについては
今の今まで一度として思いやった事は有りませんでした。
今思えば父親としての喜びを感じていたのかもしれませんね。
子供達の喜ぶ姿を思っていそいそと松の枝を切っていたのかもしれません。
お父さんが生きている時に思い出して上げたら好かったのにね。
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