今朝NHKテレビで「脳卒中のリハビリ」について最新のリハビリ方などを放映していた。
私は発病から8年経過してるけどまだ回復は出来ると信じている。
ただ、今は急激な変化は無理なので「諦めずに続ける」ようにしている。
8年経過すると麻痺している所より健常部分に支障をきたし、膝の痛み、肩の痛み、腰の痛みなどが出てきて、今は、整形外科で「正しい姿勢で歩く」事を中心にした指導をして貰っている。
正しい姿勢でいる事で腰の痛みが軽減した。
肩を丸めたり、腰を丸めたりするとてきめん、腰や肩が痛む。
腰に痛みが来たら腰の部分をPTさんが押さえ私は身体を右や左に回転する。
これだけで腰周りがすっきりして楽になるが1週間するとどうも姿勢が悪くなるみたいで痛みが出たりする。
膝の痛みはなかなか良くならないが上手に付き合えるようになった。
毎日、入浴時のスクワットは少し効果があり、PTさんから「少し筋肉が付き始めている」と、言われた。
美術館など長時間立ち続ける時はサポーターをすると痛みが無いばかりかとても楽。
肩の痛みは使いすぎなので痛みが来ないようにと気をつけている。
今日の放映では時間が経過した人、お年を召された人にも効果のあるリハビリを紹介していた。
リハビリで脳を刺激することで脳の中に新しい組織が形成されそれによって回復すると言う事が研究の結果判明し、新たなリハビリも始まっていると言う。
私は発病から熱心な医師やPTさん、OTさんに出会い沢山の指導を受けた。
私も退院時は余り動かなかった手が退院後に3ヶ月、1年、3年と言う単位で動くようになり、今日のテレビで言われていた事は良くわかる。
最初は洗濯物を畳むことから初め、つかむ力、伸ばす力が付いた。
次にしたのは洗濯物を干すこと。
これは、私の身長に合わせた物干しを買ってきてくれたからで、手を上げて干す動作で手が上がるようになった。
その後、くぎのついたまな板で調理をしていたが、これも、落としても落としても手に持って調理するといつの間にか手で持てるようになった。
こうして、一つづつクリアーしていった。
障害を持ちつつ生きていくことはつらい事だがどうせ生きるなら少しでも回復をして生きたい。
こう思う人には今日の放映は福音だったと思う。
退院時にPTさんが言われた「これからは、楽しいリハビリをしなさい。つらいリハビリはするな」
これを念頭にこれからも楽しくリハビリをしていこう。
映画、旅行、ドライブ、料理、ガーデニング・・・楽しいね。