大相撲五月場所、四日目

最初の３日間は無観客での開催。
緊急事態宣言が延長され、緊急事態措置の扱いが変わった５／１２からは
観客を入れての開催となった。

ＴＶに移る溜り席や升席の前方は客が入っているが、後方には客が見えない。
また、扉が解放されているのが時折映る。

鶴竜が引退し白鵬が休場でまたも横綱不在の今場所。
初日は４大関と両関脇が揃って勝ち、無難な滑り出しとなったが、２日目、
朝乃山が土俵際で明生に体を入れ替えられて押し出されると、照ノ富士は勝ったものの
正代は若隆景に、貴景勝は御嶽海にともに前半は押し込みながら攻めきれず、
逆に押し込まれて逆転負けの大波乱。

若隆景は３日目も朝乃山を長い相撲の末に押し倒し、４日目は関脇高安にも押し勝って勝つなど
大健闘で、今日５日目の照ノ富士戦が楽しみになってきた。
照ノ富士と言えば、対戦相手の動きに惑わされず捕まえてからの圧勝で４連勝。

４日目は初日以来の大関全勝。
これで土俵に落ち着きが戻るのか、まだまだ波乱があるのか、気になるところ。

ところで冒頭書いたように４日目から観客が入り、掛け声は禁止にしても人がいること自体が
熱気を生んでいるようだ。
拍手なども力士に力を与えているように思える。

全勝は照ノ富士だけだが、他の大関や関脇、小結も頑張っており、割を食っているのが前頭上位陣。
若隆景は頑張っているものの、北勝富士、妙義龍は全敗、翔猿、霧馬山、明生は３敗、
千代の国は御嶽海戦で左膝を負傷し休場してしまった。
左膝は２０１９年に手術して幕下からの復帰で三役を目指すところまで復活していただけに今後が心配。

さて、５日目。大関陣の取り組み。
照ノ富士と若隆景は既に書いた。
正代は明生、貴景勝は霧馬山、朝乃山は翔猿との対戦。