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ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

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映画「007/カジノ・ロワイヤル」

2006-12-01 18:03:16 | 映画感想
12/1は映画の日。
本来、映画の日は、12/1だけで、あとの毎月1日が1000円なのは、
ファーストディと言うサービスだ。(関東近辺での呼び名です)

今日封切られる映画は結構多い。映画の日に封切りするなんて粋ですねェ。

前作、ピアーズ・ブロスナンの「ダイ・アナザー・デイ」から4年を経て、
6代目ジェームス・ボンド、ダニエル・クレイグによるシリーズ第21作目。

実は007映画でシリーズに入っていないものが2つある。(派生物除く)
それは、
ショーン・コネリーの復活といわれた「ネバーセイ・ネバーアゲイン」(1983)
これは、「サンダーボール作戦」のリメイクだが、版権で揉めた作品。
そしてもう一つが、1967年のコロンビア映画の「カジノ・ロワイヤル」。
これはパロディでおふざけ映画。

この映画はリメイクと言えばそうだが、ストーリーは原作に忠実のようだ。

ダニエル・クレイグは金髪碧眼で、ボンドに選ばれた時には、非難轟々。
「あんな奴はボンドではない」など、総スカンだったらしいが、
ふたを開けてみると、絶賛の嵐で、早くもロジャー・ムーアの7作を超えて、
シリーズ最多のボンドになるとまで言われている。

最近は「ビギンズ」ばやりだが、この映画も007の原点に戻り、
00(ダブル・オー)になったばかりのジェームス・ボンドが、
ぎりぎりの攻防を繰り広げるというもの。

原作がそうであったらしいが、このボンドは人間味あふれる役柄で、
相手に逃げられるわ、騙されるわ、殴られるわ、怪我するわ、
挙句の果てに何度も死にかけるわ、辞めるとまで言いだしちゃう。

それもかっこよくぎりぎりでかわすなんてもんじゃなく、
ずたぼろになって、血だらけの傷バンばりばりってなもんです。

そして最後まで話が複雑に絡んでいて、何であんなにずたぼろになっているのに、
自分だけ都合よく生き残れるのってのもちゃんと理由がある。

相手も強いけど、生身の強さがすごくよく表現されていて、
冒頭の追いかけるシーン
(予告でよく出る工事現場のクレーンのシーンとそれに続くシーン)などは
ヤマカシ真っ青、「マックス!鳥人死闘篇」なんか目じゃないってくらいすごい。

「ダイ・アナザー・デイは」それこそ娯楽大作って感じでへらへら笑って見れたが、
こいつは緊張でまさに体が固くなりそうな映画でした。

エヴァ・グリーンの「目」の演技もすごく良かったですね。

今までの007映画とは違う。
心して、絶対見るべし。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました (れがあるF)
2006-12-07 12:05:58
ご訪問ありがとうございました。

「カジノ・ロワイヤル」を第1作として、ダニエル・クレイグの007を続けて見たいと思いましたので「早くもロジャー・ムーアの7作を超えて、シリーズ最多のボンドになるとまで言われている」との情報を読ませていていただき、嬉しく思いました。その昔、原作を読んだ身としては、原作の順番通りにリメイクを作っていって欲しいとも思うのですが、やっぱりオリジナルストーリーになっちゃうんでしょうね。リメイクを続けていって、いずれクレイグの「女王陛下の007」を見たら、「カジノ・ロワイヤル」を思い出して泣いてしまうことでしょう。
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若さ漲り・・って感じ (ひらりん)
2006-12-11 01:03:03
007シリーズを思い出すと・・・
スパイさん・・って、おじさんばっかり活躍・・・ってイメージでしたが・・・
ダニエル・クレイグくらいなら、
アブラののり切ったスパイ感があってよかったです。
今回は、まだまだ新米007でしたが・・・
早く、英国紳士らしい顔になって欲しいです。
どーも、プーチン大統領みたいで、イギリス人に見えないのです・・・ひらりんとしては。
返信する
コメント有難うございました。 (YOSHIYU機)
2007-01-09 00:45:57
冒頭の追いかけるシーンは、あれだけでも
観る価値が十分にありますよね!
硬派な007でしたね。

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