ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

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「選択と集中」家電メーカーの選択に思う

2008-03-08 09:53:45 | Weblog
プラズマパネル生産から撤退 パイオニア、松下に委託(共同通信) - goo ニュース

また、生産から「撤退」のニュースだ。
販売は止めないらしいが、パネルの生産を止めて松下に生産委託する。

東芝がHD-DVDから撤退したのや、三菱電機が携帯の生産から撤退するのとは、
少し様相がことなるが、選択と集中という意味では同じ方向性かもしれない。

日立も個人向けPC生産から撤退したし、寡占が進みますね。

少し前には、ソニーが液晶パネルでシャープと提携とあった。
しかし、これは、サムソンとの提携解消を意味するものではなく、
サムソンとシャープを使い分けていくのか、
どちらかを選別していくのかはよく見えていない。

液晶でまだ手を広げそうな、そのソニーだって、
PS3の心臓であるCPUのCELLの生産から撤退し、
次世代DVDで争った東芝に生産を委託している。

いずれにしても日本全体や世界全体を相手にしたビジネスでは、
シェアが5本の指に入らなければじり貧の様相だ。

国内でシェアが低迷したからと海外への展開を求めても、
そちらの方がより寡占状態がひどいというか、
下位メーカーの浮上する可能性は低い気がする。

確かに、膨大な設備投資をして生産しても、
赤字が続くようではビジネスとして失敗。

しかし、あまりにも寡占が当然のように言われるのは納得できない。
(複数の方式があると消費者が混乱する、なんて言い方はその典型)
消費者の選択肢が狭まり、自由な競争と健全な発展を阻害しやしまいか。
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