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映画「バリー・シール アメリカをはめた男」@109シネマズ木場

2017-10-27 23:41:55 | 映画感想
2017/10/23,109シネマズ木場。
3番シアター、K列を選択。



トム・クルーズ、ドーナル・グリーソン、サラ・ライト。



バリー・シール(トム・クルーズ)はトランス・ワールド航空(TWA)のパイロット。
腕はいいが、禁制品のキューバ産葉巻を密輸して小遣いを稼いでいる。

ある日、シェイファー(ドーナル・グリーソン)が、バリー・シールの密輸を指摘、
逮捕するのかと思いきや、CIAのために働かないかと誘ってくる。

バリーはTWAを辞めてCIAのために中南米の偵察飛行で写真撮影をするようになる。
コロンビアにも飛ぶようになり、軍関係者に金を渡し情報を受け取る運び屋もやっていた。

ある日、コロンビアで麻薬組織のボス、パブロ・エスコバル(マウリシオ・メヒア)に捕まり、
麻薬を運ぶよう指示される。
断れない状況のバリーだが、1kg当たり2千ドルの報酬は魅力だった。

バリーは監視網をかいくぐって、アメリカのマフィアに麻薬を渡すことに成功する。

しかし、再びコロンビアに入って、コロンビア警察に麻薬組織と一緒に逮捕される。
バリーはシェイファーによって監獄から出され、アメリカに戻るが、
すぐにアーカンソー州のミーナに引っ越すよう指示する。

ルイジアナ州の自宅に戻ったバリーは、怒りまくる妻のルーシー(サラ・ライト)に
急いで荷物をまとめさせ、2人の子供ともども車でミーナに移る。

CIAの保護プログラムではなく、シェイファーはバリーに新たな仕事を依頼。
バリーも麻薬密輸に加担しつつCIAの仕事もこなしていく。

バリーはぼろもうけし、ミーナも潤っていく。
しかし、CIAは黙認していても、警察、DEA、FBIは黙っていない。

バリーはこのまま悪事とCIAへの協力を続けることができるのか。

***

かなり長い期間を扱っているが、バリー・シールの独白を映像化した形で、
展開がかなり粗っぽいもののさほど違和感はない。

アメリカをはめた男と言うよりは、アメリカにはめられた男。
CIAやDEAに協力していたのに、簡単に見限られて一切を暴露した感じ。

実際にあった話らしい。

英語版のWikiによれば、バリー・シールは実在の人物で、
1986/2/19に3人の殺し屋によって射殺されている。
犯人は逮捕され、仮釈放なしの終身刑を言い渡されている。

WikiにはCIAの関与はあまり詳しく書かれていない。
(CIAなら証拠隠滅しても当然だが)むしろDEAにいろいろ協力していたようだ。

パブロ・エスコバルも実在。
メデジン・カルテルの創設者であり、英語版Wikiによれば、
300億ドルの資産を持っていたらしい。
麻薬王である一方、慈善事業も行い、サッカースタジアムやサッカーチームも持っており、
一時は国会議員にもなっていた。
コロンビア政府、アメリカ政府の他、対立組織のカリ・カルテルやロス・ペペスなどに狙われ、
結局は1993/12/2にコロンビア警察の特殊部隊によって射殺されている。

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