アルカイーダ発言、余波続く

「無関係なら責任取る」＝アルカイダ発言で鳩山法相 (時事通信) - goo ニュース

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「鳩山法相のアルカイダ発言、聴取せよ」亀井氏が批判(朝日新聞) - goo ニュース

どうも鳩山大臣の考え方はずれているように感じてしまうが、
私の感覚がおかしいんでしょうかね。

大臣はその友人の友人（面識はないといいながらも趣味の世界では有名人？）が、
アルカイーダと無関係だったら責任を取る、と言っているそうだ。
相当自信がおありになるようだ。

ここがどうもピンとこない。

問題はその友人がアルカイーダメンバーかどうかではなく、
大臣がバリ島のテロを事前に知っていたのかどうか、
あるいはアルカイーダメンバーが何度も入国していることを知りながら、
放置し、見過ごしていたのかどうかではないのか。

大臣がテロ予告情報を何らかの形で知り得ていたのに、
何もしなかったとしたらこれは大問題。

弁明によれば、テロ予告があったと知ったのは爆破事件の後だった、
ということのようだが、
それでもそのテロに関与した人物を知っていて、
しかもその人物が日本に何度も入国しているのを知っていて、
関係機関にも連絡せず、放置しておきながら、
今更のように俺は知ってたよーん、と自慢する気がしれん。

仮にアルカイーダメンバーでなくても、
仮にテロに直接関与した人物でなくても、
事件を事前に知り得た人物を知っていれば、
それなりの動きをすべきではないのか。

あるいは捜査機関や諜報機関に連絡、あるいは指示し、
国際機関とも連携を取りながら、君釣りに動いていた。

すでに本人からの事情も聞き、あるいは証拠も押さえ、
あるいはアルカイーダとのつながりの程度もはっきりして、
捜査機関からも事実として公表しても良いとの承諾も得ている、
捜査上の支障はない、というのであればわかるが、
アルカイーダメンバーが入国しているのは事実だ、とか、
友人の友人がアルカイーダと関係ある可能性は高い、
と言ってのける心境は理解できない。

一般人が、噂だかその関係筋に知人友人がいるとかで
何か言うのとはわけが違う。

しかも知人の知人ではなく、大臣自身の友人の友人だからね

日本はテロ組織に対して直接捜査する権限はない、とでも言うのだろうか。
テロ組織に対しての直接攻撃を後方とはいえ支援しているのに。

時事通信は亀井静香氏の発言を「皮肉」と書いているが、
皮肉じゃなく本気でしょう。