ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

映画「ジョーカー・ゲーム」@109シネマズ木場

2015-02-13 22:32:49 | 映画感想
2015/2/4、109シネマズ木場。
3番シアター、プレミアム席(エグゼクティブシート)のK列を選択。



伊勢谷友介、亀梨和也、深田恭子、小澤征悦。



第2次世界大戦前夜。

日本帝国陸軍の訓練施設で上官に反発し、これをなぐり殺してしまった青年兵(亀梨和也)。
処刑されるところを諜報機関であるD機関の創設者でかつて自身が優秀なスパイでもあった
結城中佐(伊勢谷友介)は彼の素質を見抜き、D機関にリクルートする。

やがて厳しい訓練の後、彼は嘉藤次郎と言う名と素性を与えられ、中国に赴くことになった。

D機関は対立する陸軍の武野大佐(島田久作)、矢島中佐、笹原大佐らに
「ブラックノート」を奪還するよう指示を受けていた。

「ブラックノート」はドイツ軍の科学者が開発した新型爆弾の技術資料で、
完成直後にアメリカ軍に強奪され、中国駐在のアメリカ大使が保管している。

嘉藤次郎は写真館を開き、件のアメリカ大使グラハムに接近する作戦だ。

嘉藤はチェスで大使に取り入って大使館に出入りするのに時間はかからなかった。

ある夜、大使館に忍び込み、大使の金庫からそれらしきノートを発見し写真撮影するが、
ページをめくるうちにノートが爆弾と関係ないことに気づく。

グラハム大使は急きょ予定を早めて帰国することになった。
果たして、嘉藤はブラックノートを手に入れることができるだろうか。

また、それを狙っているイギリス軍との駆け引きは。

さらに大使館勤務の謎の美人メイド、リン(深田恭子)の正体とは。



コミックでは上海が舞台だが、映画は架空の島。
各国が入り乱れて対峙する点では上海の方が現実味があったが、そこは許容範囲。

しかし、全般に浅い。
騙し騙され、誰が味方で誰が敵なのか、と言う割には複雑なひねりもない。
イギリスもアメリカも小物感満載で、強敵と対決している感がなく、緊迫感に欠ける。
頭脳戦の感じも諜報合戦の感じも全くしなかった。

相当期待していただけにかなり残念。



あれはパンチテープではなくマイクロフィルムのつもりのようだが、到底そうは見えない。
何でああいう形にしたのか。せめて穴に見えるところが四角であれば・・・。

鞭打ちを受けた後での大活躍は不可能どころか、傷と痛みで服もまともに着れない。
大体、鞭打ちにウィップは使わない。

その他にも、言いだしたらきりがない。

訓練が全然役に立っていない。特に早着替えは何のため。
大使館突入部隊はその後どうなった、あのまま発見されたら大問題だ。
なぜフィルムだけを盗んでいかなかったのか、駒が無くなればばれるだろ。
時計塔の上から降りてきた連中は何故上にいたのか。



小出恵介は無駄遣い。
伊勢谷友介、小澤征悦も見せ場なし。
ただし、それらはキャストのせいではない。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今朝の東京スカイツリー、201... | トップ | 今朝の東京スカイツリー、201... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Nakaji)
2015-03-01 19:43:08
確かに!!!
>小出恵介は無駄遣い。

って思いましたね。なんかもっといい使い方あると思いますけどね。
返信する
Nakajiさんへ (KGR)
2015-03-01 22:22:39
序盤の退場が布石のつもりなんでしょうけど、あの場面は唐突過ぎるというか、つながりが薄い。
劇中のネタばらしも仕組まれた感まるでなしで、そう来たか、とも、やっぱりね、とも思えず、なぜこんな展開にしたのか不思議でした。
人物の設定はあのままで良いから
>なんかもっといい使い方
をしてほしかった。
返信する

コメントを投稿

映画感想」カテゴリの最新記事