「お宅でこれと同じものをもっと安くできない」

公益財団がプリウスをテアダウンするのは正しいのか？／中ノ森 清訓(INSIGHT NOW!) - goo ニュース

プリウスの話は引用した元記事を読んでいただくとして、
私が引っ掛かったのは、タイトルに掲げた部分。

その前後を少し掻い摘んで書くと、

＞サプライヤからの提案を、そのまま大手や既存取引先に見せ、
＞「お宅でこれと同じものをもっと安くできない」ということをしていませんか？

ということなのです。

実はこれ、ＩＴ系でもよくあるんです。

お付き合いのあるサプライヤの場合はさすがにあまりないでしょうが、
私も何度か経験があって、そのうちの一つを紹介しましょう。

もう何年前になるでしょうか、
ある公共系の外郭団体で、ＨＰの新規の引き合いがあり、
当時としてはかなり斬新なご要望だったのですが、予算的に引き合わず、
その代わりとしてその団体のある施設のＨＰを作ることになりました。

そこで、ＨＰの構成とサンプルをお持ちして、
こうこうこういう風にしてこういうものを作れば、とプレゼンしました。

しかし、その後音沙汰なく、営業に聞いてもらったところ、結局別業者に頼んだとのこと。

暫くして、その施設のＨＰができましたが、何と私の書いたＨＰ構成そっくりで、
各ページの内容も非常によく似てました。

あまり似ているので、初めて見たとき「なんだこれ、俺の書いたのとそっくりジャン」
と声を上げてしまったほどです。

確証はありませんが、私の提案資料をそのまま別業者に渡し、
このように作ってくれと頼んだのではないかと思ったことを思い出しました。

作りは結構無難にしてあったので、実装に特別な技術は必要ないものでしたが、
ＨＰ構成と言えばアイデアそのものですから、やられたという感じでしたね。

まあ、当時も怒ったということではなく、手の内をどこまで出すか考えさせられた、
ということでした。