映画情報サイトと試写会

映画情報サイトとしては異色だった「シネトレ」が閉鎖になってしまう話は書いた。
ニッチな映画にも造詣が深く、新人監督の作品や変わったテーマの作品も
よく取り上げていた。

試写会も結構主催していて、通常試写会がよく行われるホールだけでなく、
マイナーなギャラリーや試写室での開催もあった。

そんなサイトの閉鎖は残念至極だ。

ところで、「シネトレ」の閉鎖告知でも取り上げられていたが、
＞映画配給会社の宣伝広告予算の大幅な削減
＞単館系の作品において、その傾向は著しく顕著
ということで、映画情報サイトでの試写会募集が減っているのかもしれない。

かく言う私も、いくつかの映画情報サイトを巡回して、
試写会の募集をしているのだが、今回改めて思い起こしてみると、
試写会募集を止めてしまったところがいくつかある。

ひとつはＡＯＬ。
プロバイダでもあるＡＯＬだが、ある試写会でたまたま後ろの座席に座った女性の
「ＡＯＬの試写会って結構当たるのよね。」との一言に興味を惹かれ、
巡回するサイトのひとつに加えた。

実際には、１０ヶ月間ほどの間に５７回応募して３回当選した。
これが多いか少ないかは議論の分かれるところだろうが、１９回に１回の当選は、
私の経験のネット応募の平均４０～５０回に１回よりはずっといい。

しかし、今年の２月以降は１件も応募しておらず、
その頃試写会募集を止めてしまったと思われる。

カミングスーンＴＶと言うサイトのシネマカミングスーンも
試写会募集を多くやっていたが、シネマＰｅｏｐｌｅになってからは、
試写会を含めたプレゼントが徐々に減り、８月以降は募集もない。

またシネマトゥデイも、他の多くの映画情報サイトでもやっているように、
他のサイトの試写会募集紹介とともに、自サイトの試写会募集も載せていたが、
いつのまにか、他のサイトの試写会紹介（リンク）だけになってしまった。

さらにはここ、ｇｏｏの試写会募集もなくなってしまった。
いや、正確にはシネマトゥデイと同じように、他のサイトの試写会募集紹介になり、
それはそれで意味のあることなのだが、もっと網羅的な試写会紹介サイトもあるし
紹介サイトばっかり巡回しても二度手間なのでちょっとがっかりしている。

いずれにしても、この何年か試写会当選回数が増え続けてきた私にとって、
今年は初めてのマイナスになりそうで、昨年来の金融危機の影響が
こういうところにも出ているのではないか、と思う次第である。