最近「ライフハック」の記事が多い。
「ライフハック」はもともとはIT系の「仕事術」のことらしいが、今や「生活術」として使われている。
「生活術」というより「生活上の知恵」とでもいうか、どちらかというと「おばあちゃんの知恵袋」的な。
食品の製造や加工も随分様変わりしていて、例えば「無洗米」に「お米は研ぐもので洗うものではない」と、
突っ込む人が必ずいるが、今や精米技術は格段に進化しており、普通精米でも「研ぐより洗う」感じで十分。
「ばあちゃんの知恵袋」は今や昔になってしまっている。
ただ、TVなどの米の研ぎ方の大半は、古い研ぎ方のままで、洗う感じの米研ぎを紹介するのは少数派。
今回はそんなおばあちゃんの知恵袋に細かいケチをつけるものではない。
ネットにあふれているライフハックには「本当か」とか「そんなの言われなくてもわかる」ものが散見される。
例えば食べてはいけない葉物野菜の項目の中に「溶けている」とか「酸っぱい匂いがする」とか。
そんなものはもとより腐っているので速攻ごみ箱。
そこまで放っておく人もいるかもしれないが、料理素人でもすぐに危ないと分かるレベル。
項目数を増やすために入れているとしか思えない。
今回気になったのは林檎の選び方。
赤くない、大きい、枝が干からびている、の部分。
赤くない種類の林檎、例えば私の大好きな王林やシナノゴールドはどうしてくれる。
元々緑や黄色い林檎ではなく赤系の林檎に限るというのなら、ときやつがるも色は薄め。
スターキングなどは赤より深紅と言うか赤黒い。
大きい種類の林檎、食べたことはないが「世界一」はどうなの。
同じ種類ならばバカでかい物よりやや小ぶりの方が甘い・・・程度の意味じゃないの。
ミカンだって同じ産地のものなら小ぶりの方が甘いからね。
枝が干からびているってどういう状態なのかな。枝はもともと固くて干からびるも何もないと思うけど。
枝が枯れてしまっているようだと枝より皮というか林檎の本体がみずみずしさを失っている気もする。
gooのいまトピライフは転載なので元記事に当たらないといけない。
この下に詳しい解説が載っている。
「赤」について、解説ではいちおう「種類にもよるが」とは書いてあったものの、赤い方が良いとある。
また、色むらは良くないように書いてあるが、今や無袋(むたい)か主流で無袋だとどうしても色むらは出る。
「サンフジ」などの「サン」は無袋栽培の林檎を示す。
ここで気になる表記があった。
それは林檎のお尻。
枝がついていた場所をお尻と言う?
お尻は逆で花がついていた方、いわゆる「ヘタ」の方じゃないの。
気になって「りんごのお尻」で検索してみた。
リンゴ農家の方の記事が見つかり、
お尻は私の思った通り、ヘタの方。
記事にある「サンフジ」は完熟すると全体に黄色みがかるらしい。
ヘタ、つまりお尻も黄色くなるとのこと。
ただ、上にも書いたようにサンフジなど無袋林檎は色むらが出るしお尻まで赤くするのは難しい。
昔はほとんどの林檎は「全体が色ムラなく赤くお尻まで赤い」を実現するためにわざわざ袋掛けをしていた。
今は無袋栽培の方が多いのではないか。
袋掛けをしなくても「つる回し」と呼ぶまんべんなく陽が当たるように実を回す作業をすることもあるが、
一般に無袋の方が省力化でき糖度も上がるらしい。
個人的な意見だが、色ムラよりも味や省力化を優先するのが無袋。
色ムラの無い見映えや防虫を優先するのが有袋、と思っている。
*
最後に触れるのを忘れていたが元記事の「他の食材と一緒に保存してはいけない」という部分。
林檎のエチレンガスは確かにホウレンソウなどを傷ませることもあるが、果物の追熟を促しジャガイモの発芽を抑制する。
また、病原菌に対する防御応答を引き起こすことも知られている。
林檎だけでなく、メロンや洋ナシ、アボカドもエチレンガスを多く放出するそうだ。
「ライフハック」はもともとはIT系の「仕事術」のことらしいが、今や「生活術」として使われている。
「生活術」というより「生活上の知恵」とでもいうか、どちらかというと「おばあちゃんの知恵袋」的な。
食品の製造や加工も随分様変わりしていて、例えば「無洗米」に「お米は研ぐもので洗うものではない」と、
突っ込む人が必ずいるが、今や精米技術は格段に進化しており、普通精米でも「研ぐより洗う」感じで十分。
「ばあちゃんの知恵袋」は今や昔になってしまっている。
ただ、TVなどの米の研ぎ方の大半は、古い研ぎ方のままで、洗う感じの米研ぎを紹介するのは少数派。
今回はそんなおばあちゃんの知恵袋に細かいケチをつけるものではない。
ネットにあふれているライフハックには「本当か」とか「そんなの言われなくてもわかる」ものが散見される。
例えば食べてはいけない葉物野菜の項目の中に「溶けている」とか「酸っぱい匂いがする」とか。
そんなものはもとより腐っているので速攻ごみ箱。
そこまで放っておく人もいるかもしれないが、料理素人でもすぐに危ないと分かるレベル。
項目数を増やすために入れているとしか思えない。
今回気になったのは林檎の選び方。
赤くない、大きい、枝が干からびている、の部分。
赤くない種類の林檎、例えば私の大好きな王林やシナノゴールドはどうしてくれる。
元々緑や黄色い林檎ではなく赤系の林檎に限るというのなら、ときやつがるも色は薄め。
スターキングなどは赤より深紅と言うか赤黒い。
大きい種類の林檎、食べたことはないが「世界一」はどうなの。
同じ種類ならばバカでかい物よりやや小ぶりの方が甘い・・・程度の意味じゃないの。
ミカンだって同じ産地のものなら小ぶりの方が甘いからね。
枝が干からびているってどういう状態なのかな。枝はもともと固くて干からびるも何もないと思うけど。
枝が枯れてしまっているようだと枝より皮というか林檎の本体がみずみずしさを失っている気もする。
gooのいまトピライフは転載なので元記事に当たらないといけない。
この下に詳しい解説が載っている。
「赤」について、解説ではいちおう「種類にもよるが」とは書いてあったものの、赤い方が良いとある。
また、色むらは良くないように書いてあるが、今や無袋(むたい)か主流で無袋だとどうしても色むらは出る。
「サンフジ」などの「サン」は無袋栽培の林檎を示す。
ここで気になる表記があった。
それは林檎のお尻。
枝がついていた場所をお尻と言う?
お尻は逆で花がついていた方、いわゆる「ヘタ」の方じゃないの。
気になって「りんごのお尻」で検索してみた。
リンゴ農家の方の記事が見つかり、
お尻は私の思った通り、ヘタの方。
記事にある「サンフジ」は完熟すると全体に黄色みがかるらしい。
ヘタ、つまりお尻も黄色くなるとのこと。
ただ、上にも書いたようにサンフジなど無袋林檎は色むらが出るしお尻まで赤くするのは難しい。
昔はほとんどの林檎は「全体が色ムラなく赤くお尻まで赤い」を実現するためにわざわざ袋掛けをしていた。
今は無袋栽培の方が多いのではないか。
袋掛けをしなくても「つる回し」と呼ぶまんべんなく陽が当たるように実を回す作業をすることもあるが、
一般に無袋の方が省力化でき糖度も上がるらしい。
個人的な意見だが、色ムラよりも味や省力化を優先するのが無袋。
色ムラの無い見映えや防虫を優先するのが有袋、と思っている。
*
最後に触れるのを忘れていたが元記事の「他の食材と一緒に保存してはいけない」という部分。
林檎のエチレンガスは確かにホウレンソウなどを傷ませることもあるが、果物の追熟を促しジャガイモの発芽を抑制する。
また、病原菌に対する防御応答を引き起こすことも知られている。
林檎だけでなく、メロンや洋ナシ、アボカドもエチレンガスを多く放出するそうだ。
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