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BD発売記念上映会「ロボット」@角川映画試写室

2012-10-04 23:45:01 | 映画感想
2012/10/3、飯田橋の角川映画試写室にての開催。

インド映画。

**

ラジニカーント、アシュワリャ・ライ・バッチャン、ダニー・デンゾンパ



バシーガラン博士(ラジニカーント)は人型二足歩行ロボットの研究者で
恋人のサナ(アシュワリャ・ライ)を無視しつつ、
ついに自分そっくりのロボットを完成させる。
ロボットはチッティと名付けられる。

ロボット開発はAIRDという組織の承認が必要。
バシーガラン博士の恩師でロボット研究の先輩でもある
ボーラ博士(ダニー・デンゾンパ)がチッテイを危険だとして反対する。

バシーガラン博士はチッティが役に立つロボットだと証明しようとするが
チッテイに感情の無いことが災いして事故を起こす。

バシーガラン博士はチッテイに感情を与えようと改造を試みている時、
落雷を浴びたせいで、チッテイに感情が生まれ、サナへの愛情が芽生えてくる。

博士はチッテイを軍に採用してもらおうとするが、
チッテイはロマンを語り不採用となる。
憤ったバシーガラン博士は怒りにまかせてチッテイをばらばらにして捨ててしまう。

一方、ボーラ博士は、バシーガラン博士の助手からチッテイが捨てられたと聞き、
ゴミ捨て場に探しに行ってチッテイを発見して連れ帰る。

ボーラ博士はチッテイの思考回路データを入手し、
悪の回路を組み込むべく改造に着手する。

そして、改造されたチッテイはついに暴走を始める。

果たしてバシーガラン博士は、サナの運命は。



当初日本公開版は、2時間13分だったらしいが、
完全版は2時間57分の長いもの。
インドでは3時間くらいの映画が普通らしい。

ボリウッド映画の例に漏れず、歌と踊りが随所に挟まれ、CGも駆使した超大作。

サナ、博士、チッテイが大量に出現する未来チックなダンスシーンのほか、
完全版では当初公開版で削除された(らしい)
マチュピチュでの大集団によるダンスシーン、
ブラジルのレンソイス・マラニャンセスでの二人の歌と踊りのシーンなど、
美しく幻想的な場面も多い。

チラシの美女ロボットは歌と踊りのシーンでほんの少しだけ出てくる
サナのロボットコスプレで、映画の本題とは無関係。
こういう美女ロボット軍団が出るのかと思っていたのでちょっと残念。

警察との対決シーンでは、武将系の格闘ゲームの必殺技のような攻撃を連発。
そこまでやるか、という感じもある。

ロボット製造の目的が軍事利用というのもかなり違和感。
日本的にはバシーガラン博士は平和利用のみを考え、
ボーラ博士が悪役で軍事転用をめざしているというのが筋だろうし、
端からアシモフのロボット三原則は無視というのも、変な感じだ。

あまり深く考えないでインド映画はこういうものだと割り切れれば楽しいが、
インド人にはこういう考え(軍事利用やロボット三原則無視)が
普通であるとすればそれはそれでちょっと怖い。

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