CEATEC2005へ行く。
4日から明日8日までの開催だが、日を追うにつれ来場者が増え、
今日は5万人を超えたようだ。
累計ですでに17万人が来場しており、昨年の18万人強を上回り、
20万人を超えることは確実なようだ。
*追記*
と、思っていたら、最終日の10/8は3万人弱と最も来場者が少なく、
合計199,680人と新記録ではあったものの20万ににはわずか届かなかった。
何の因果で土曜に行くか、と思ったひとが多かった。
つまり、仕事で行く人が大半ってこと。
****
本日の目的は展示でなく基調講演。
立ち上がるウェアラブルコンピューティングと題して、
ウェアラブル・コンピュータの実践の第1人者(と言って良いんでしょうね)
神戸大の塚本教授と阪大の寺田講師の講演だった。
ウェアラブル・コンピュータの普及にはいろいろなアプローチがあるだろうが、
塚本教授の一派は、ちょっと考えて無理でもとにかく使ってみよう、
使ってみるところからニーズや問題点、使えるのか使えないのかを探る方法のようだ。
鈴鹿8耐で、監督やピットクルーライダーとの連絡、情報交換、
オフィシャルなどによる情報発信(相手はチームだけでなく観客も)
に使ったり、
大阪の万博公園での障害者案内システムに使用したり、
など、とりあえず使ってみて、何が問題か、得手不得手はどうなのか
そこからどういう使い方ができそうかを考え、またトライする。
それらの成果を元に、塚本教授から幾つかの予言があった。
予言と言うよりは
ウェアラブル・コンピューティングの利用法に対する提言と言っても良い。
しかし、いずれも聴衆の反応はいまいち。
みんな可能性は感じるものの必要性は認めないといった感じ。
「いずれそうなるかも知れんけど、流行らんし、少なくとも俺は使わん。」
と言った冷ややかな反応だった。
将来こうなると良いな、きっとこうなるだろうと言うことと、
それを今やるとすると(今実現できる技術でやると)陳腐なものになる、
このギャップがそういう反応になったのだろう。
塚本教授がいみじくも言っていたが、
携帯電話登場前に、黒電話を腰にぶら下げて、
将来は電話が無線になって、みんなが外で使うようになる、
と言ったって誰も信じなかっただろう。
黒電話どころか、いわゆる自動車電話が出た時だって、
そんなもの流行るか!と思った人がほとんどだろう。
事実、その頃のインタビューでは、
電話を外に持ち出してまで掛ける必要がない(話すことがない)
と言う意見が大半だった。
価格も高かったがそれ以前の必要性を感じない人が多かったのだ。
ただ、ウェアラブル・コンピュータと直接は関係ないが、
いくつか今すぐでもビジネスになるもののヒントはあった。
もう少し、アプローチを変えて商品なり、ビジネスモデルなりを考えれば
違う展開もありえるかもしれない。
ウェアラブル・コンピュータは、近い将来携帯に置き換わって、
絶対に使われるようになるとは思うのだが、
いまはまだ「笛吹けど踊らず。」
何か強力なきっかけが必要なようだ。
4日から明日8日までの開催だが、日を追うにつれ来場者が増え、
今日は5万人を超えたようだ。
累計ですでに17万人が来場しており、昨年の18万人強を上回り、
20万人を超えることは確実なようだ。
*追記*
と、思っていたら、最終日の10/8は3万人弱と最も来場者が少なく、
合計199,680人と新記録ではあったものの20万ににはわずか届かなかった。
何の因果で土曜に行くか、と思ったひとが多かった。
つまり、仕事で行く人が大半ってこと。
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本日の目的は展示でなく基調講演。
立ち上がるウェアラブルコンピューティングと題して、
ウェアラブル・コンピュータの実践の第1人者(と言って良いんでしょうね)
神戸大の塚本教授と阪大の寺田講師の講演だった。
ウェアラブル・コンピュータの普及にはいろいろなアプローチがあるだろうが、
塚本教授の一派は、ちょっと考えて無理でもとにかく使ってみよう、
使ってみるところからニーズや問題点、使えるのか使えないのかを探る方法のようだ。
鈴鹿8耐で、監督やピットクルーライダーとの連絡、情報交換、
オフィシャルなどによる情報発信(相手はチームだけでなく観客も)
に使ったり、
大阪の万博公園での障害者案内システムに使用したり、
など、とりあえず使ってみて、何が問題か、得手不得手はどうなのか
そこからどういう使い方ができそうかを考え、またトライする。
それらの成果を元に、塚本教授から幾つかの予言があった。
予言と言うよりは
ウェアラブル・コンピューティングの利用法に対する提言と言っても良い。
しかし、いずれも聴衆の反応はいまいち。
みんな可能性は感じるものの必要性は認めないといった感じ。
「いずれそうなるかも知れんけど、流行らんし、少なくとも俺は使わん。」
と言った冷ややかな反応だった。
将来こうなると良いな、きっとこうなるだろうと言うことと、
それを今やるとすると(今実現できる技術でやると)陳腐なものになる、
このギャップがそういう反応になったのだろう。
塚本教授がいみじくも言っていたが、
携帯電話登場前に、黒電話を腰にぶら下げて、
将来は電話が無線になって、みんなが外で使うようになる、
と言ったって誰も信じなかっただろう。
黒電話どころか、いわゆる自動車電話が出た時だって、
そんなもの流行るか!と思った人がほとんどだろう。
事実、その頃のインタビューでは、
電話を外に持ち出してまで掛ける必要がない(話すことがない)
と言う意見が大半だった。
価格も高かったがそれ以前の必要性を感じない人が多かったのだ。
ただ、ウェアラブル・コンピュータと直接は関係ないが、
いくつか今すぐでもビジネスになるもののヒントはあった。
もう少し、アプローチを変えて商品なり、ビジネスモデルなりを考えれば
違う展開もありえるかもしれない。
ウェアラブル・コンピュータは、近い将来携帯に置き換わって、
絶対に使われるようになるとは思うのだが、
いまはまだ「笛吹けど踊らず。」
何か強力なきっかけが必要なようだ。
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