関東地方、春一番吹かず

大阪や北陸などで春一番が観測された、と発表があったようですが、
ここ、関東地方では春一番は吹きませんでした。

風が強ければ、観測史上最早の春一番になったところでした。

春一番の定義は細かいところは各気象台によって異なるようですが、

立春から春分までの間に
日本海に低気圧があって
南寄りの強い風が吹き
前日より気温が上がる
ことが条件です。

この「強い風」とは、関東では東京都心の風速が８ｍ／ｓ以上となっていて、
今日の最高風速は６．９ｍ／ｓ（南南西）だったので該当しませんでした。

基準としている風の強さは各地で違い、大阪（近畿）や静岡（東海）では
東京（関東）と同じ８ｍ／ｓですが、高松（四国）、松江（中国）、それに
新潟（北陸）では１０ｍ／s、逆に福岡（九州北部）では７ｍ／ｓだそうです。

もうすでに低気圧は北海道の東方沖へ抜け、明日は日本列島の大半が高気圧に覆われ、
南からの強風は期待できそうにありません。

６日にはまた日本海に低気圧が入ってきそうではありますが、太平洋側にも低気圧があって
天気が崩れそうです。

最早の期待が大きかっただけに残念ともいえますが、春一番の期限は春分ですから、
まだ１ヶ月半ほどありますし、春一番の記録がなかった年もあります。

ま、春一番が吹かなかったからと言っては春が来ないわけではないので、
気楽に考えておきます。