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エクスプレッションカメラ

2020-12-07 02:06:33 | IT
日曜のシューイチで紹介された「エクスプレッションカメラ」
予め撮影しておいた人物画像にリアルタイムで別動画の顔を張り付けて動かせるソフト。

番組では、パジャマ姿のコメンテイターが、リモート会議に参加する体で登場。
リモート画面は予め撮影しておいた自分のスーツ姿。

元は静止画だが、画面はパジャマ姿の本人に合わせて口を動かし表情を変える。
次いで、レギュラー出演者がMCの顔でいろいろ喋る様子も披露。

これってディープフェイクじゃんとか思いつつも「アプリ(ソフト)は無料ダウンロードできる」と
聞いて早速調べてみた。

「エクスプレッションカメラ」の公式ページは英語だが、
紹介動画には、モーツァルト、ベートーヴェン、バッハ、シューベルトの肖像画があり、
続いて、アインシュタイン、ナポレオン、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」それにもう一人
ゲームキャラのような人物の絵をしゃべらせる動画が載っていた。

普通の人物がぼさぼさ頭でパジャマを着ていながら、画面上はきれいに整えた髪とスーツの姿になるなども。

本物のディープフェイクはAI技術を駆使しており、リアルタイム変換はできないというか、
できるのかもしれないがタダでは使わせてもらえないみたいだが、このソフトはタダ。

早速ダウンロード! と思ったもののダウンロード方法がわからない。
説明文を良く読むと、現在はMacとiPhone用しかないみたい。
Windows用は鋭意製作中と言うことで、当面使えない。

ディープフェイクでは、有名人や政治家などを詐称してやってもいない行動や悪意のある発言をさせるなどの
弊害と言うか悪用と言うか、問題が起こっている。

AI、ディープラーニングによるフェイク動画の作成では、詐称する人物の多くの動画などを必要とするらしい。
現在では偽物かどうか判別が難しいところまで作れるほどにソフトが進化しているらしい。

これに比べると「エクスプレッションカメラ」は元絵が1枚でもいいようだし、リアルタイムで加工できるなど
ずっと軽いようだ。

ただ、本人画像を使用するのと他人画像を使うのでは出来栄えがかなり違うように見えた。
ディープフェイクで他人を詐称するような使い方はちょっと無理みたいだった。

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