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エレベーター停止による節電効果について

2014-04-01 10:03:14 | 地域・コミュニティ
先日の総会でエレベーターを一部停止をしてはどうかとの意見がありました。

確かに大震災時にはエレベーター2基を停止、
それなりの節電効果があったように聞いていますが、
エレベーターを停止したことよりも多人数で乗ったことによる効果の方が
大きかったのではないか、と思います。

エレベーターは制限荷重の半分の負荷がかかっている時が最も消費電力が少なく、
それよりも多くても少なくても電力を多く消費し、満杯の状態はめったにないので、
通常は呼んでいる時(=空の状態)が最も電力を食うことになります。

一般に出ている「エレベーター停止による節電効果」の試算によれば、
このような乗車人数による効果について考慮されたものはなく、
また、エレベーター停止による待機電力の減を考慮したものもありますが、
エレベーターの作動回数の減を根拠に試算しているものが多く見られます。

エレベーターの稼働率を一定にして作動台数を減らせば電力量が減るのは当然で、
ある試算によれば、稼働率を50%と見込んで計算していましたが、
実際にはもっと少ないと思われます。(=節電効果はもっと少ない)

仮に総会でエレベーター停止を力説されたご本人のOさんが言われたように、
結局は作動台数が減っても一緒に乗ろうとしないのであれば、
作動台数を減らしてもトータルの作動回数が減らず
(作動台数減分に反比例して稼働率が上がる)減るのは待機電力だけとなります。

エレベーターの実際の消費電力量、待機電力はなかなか数字がつかめませんが、
試算の数値を使うとすると、エレベーターの消費電力は
9人乗りで約6kw、待機電力は約200wです。
但し、200wのうち半分の100wは蛍光灯です。

夜間のように停止時の照明を消灯すれば待機電力は半減しますし、
蛍光灯をLEDにすれば点灯時でも全体の1/4(50w)は削減できます。


仮に1階にあるエレベーターを7階で呼び、1階に降りたとすると、
作動時間は約50秒。
消費電力は6kw×50s÷3600s/h=83whとなります。

1時間に30人が乗り降りする(稼働率10%)とすれば、
消費電力は2.5kwh。

その間、2台停止による節電効果は0.4kwh。

30人のうちたまたま居合わせた何人かが同乗していただけて、
30回の作動が1割(=3回)減れば0.25kwh、
つまり1台停止以上の効果があります。
同乗率が上がればさらに効果は大きく、待機電力の削減効果を上回ります。

連動する2台を停止すれば、待機電力が減るだけではなく、
2か所のボタンを押さない(=空での動作回数が減る)可能性もありますが、
提案されたように非連動の2組から1台ずつ動かすのであれば、
2か所同時にボタンを押せてしまうので、その効果も期待できません。

停止をすれば、荷物を持っている人、高齢者、妊婦や幼児を連れた方などに
ご不便を強いる可能性が高くなります。

エレベーターの停止をどのように運用するのかはわかりませんが、
仮にプログラム変更作業に費用が掛かるとか、運用変更忘れなども予想され、
効果がどの程度あるかは疑問です。
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