2022/3/28、ユナイテッドシネマ豊洲。
5番スクリーンは70席と豊洲では最も席数の少ないスクリーンの一つ。
先週時間が取れず何も見に行けなかったので、月曜の映画鑑賞は異例。
渋滞を予想して早目に家を出たが、思いのほか道路が混んでいて到着はぎりぎりだった。
*
コリン・ファレル、タイ・シェリダン、リリー・ローズ・デップ。
地球の環境破壊で人類が済めなくなりつつあり、新天地を求めて旅立つと言う設定。
うまい具合に酸素も水もある惑星が見つかったので、30人の先遣隊を送り込むことになった。
但し、片道の所要時間は86年で出発した世代の人間では到達できない。
赤ん坊の時から閉鎖空間で育てられた若者が乗組員となって出発する。
リチャード(コリン・ファレル)は訓練の指導教官だったが、志願して同行することになった。
リチャードが同行することにより出発は早められたが、出発後10年して事件が起こる。
事の発端はクリストファー(タイ・シェリダン)とザック(フィン・ホワイトヘッド)が、
食後に飲む青色の液体(薬剤)に効能不明の成分が含まれているのを知ったこと。
セキュリティをかいくぐって調べたその効能不明の成分は、乗員の欲望を抑える薬だった。
リチャードが乗員をだまし統率しやすいよう性格をコントロールしていると考えたクリストファーとザックは
青い液体を飲むのを止めてしまう。
すると二人は徐々に欲望をあらわにして好戦的、暴力的になっていく。
おりしも宇宙船では時々原因不明のノイズが発生しており、船外にエイリアンがいるとの噂がでていた。
そんな中、宇宙船から地球への通信設備が故障したため、リチャードはクリストファーとともに
修理の船外活動に出たが、作業中ついに事故が起こる。
何かに襲われたかのようにリチャードがはじかれて重傷を負い、そのまま死んでしまう。
船内でも火災が発生し、システムの一部が損傷し、アーカイブ映像などが失われる。
唯一の年長者を失った乗員はクリストファーを新しいリーダーに選任するが、ザックは面白くない。
みんなが青い液体を飲むのを止めてしまったため、統率は乱れ、短絡的な行動に出るようになる。
自分たちが到達できない惑星の探査自体に疑問を持つものも出、いさかいが起こり始める。
クリストファーは対立するザックを諭して統率を維持できるのか。
果たして目的の惑星にたどり着くことはできるのだろうか。
*
映像技術はまずまずだったが、SFとしてはありきたりで脚本も穴だらけと言うか設定がまずい。
そもそも86年かかっていく割りには近い。
リチャードが地球にメッセージを送ったときに出た画面には確か2か月と何日と出ていた。
10年かかって大体0.2光年の距離まで行ったので目的地がその10倍の距離としても2光年で近すぎる。
2年何か月を見間違えていたとしたら、20~30光年になり得るのであり得るかもしれない。
今回は先遣隊にすぎず、ただ行って着陸し、ざっと見て帰ってくる程度だとしても30人は少なすぎ。
仮に少しでも長く住んで人類として定着させるのだとすれば同年代ばかりでは難しい。
「水と酸素がある」だけでその惑星を選ぶのも浅慮過ぎる。
自転、公転、温度等々、地形、気象、等々の知見は、居住可能かどうかはどうやって調べた。
そのほかにも有害成分はないのか、先住の動植物はいないのか、微生物は細菌は大丈夫か
居住に適した空間や平面は確保できるのか、マット・デーモンの「オデッセイ」は火星が舞台だが、
火星ですら居住に大きい困難があった。
86年は人間の寿命を考えて設定した時間だと思うがもSFで常道のコールドスリープ技術もないのに無茶過ぎる。
クリス・プラットとジェニファー・ローレンスの「パッセンジャー」はロケットでの宇宙移民だが、
乗客5000人がコールドスリープして120年の行程を行く設定だった。
僅か30人で目的の惑星に着いてから何をやるのか。
生存率をどうみているのか、86年間暮らして誰も病気にもならず怪我もせずにはいられない。
事件の発端となった常用している液体に効能不明の成分が含まれていて・・・と言う部分も陳腐。
成分分析をしたわけではなく、データで調べているだけなので、成分自体の記載をしなければいい。
または成分は記載したとしても、嘘の効能を載せておくだけでよい。
薬を飲んで空くに効能が現れるのならわかるが、10年も飲み続けた薬を止めて性格が激変するまでの
時間が短すぎるし、いくら何でもああは豹変しないだろう。
乗員の若者は人工受精で生まれ、赤ん坊の時から隔離されて暮らしていたのでしがらみがないとしても
リーダーであり、年長者であるリチャードの掘り下げが薄すぎる。
何故妻や子供、家族を捨てて片道切符を選ぶに至ったのかが分らない。
惑星到着でめでたしめでたしとなるのはどうなのか。
移住目的であればそこからがスタートだし、調査目的としてもそこで終わってしまうのはいただけない。
地球周回や月迄あるいは火星迄であれば十分かもしれないが、資材機材が足りなすぎる。
と、いろいろ愚痴っぽく書いたけど、この映画、私は好きです。
**
タイ・シェリダンは「レディ・プレーヤー1」で見た。
フィン・ホワイトヘッドは「ダンケルク」に出ていたらしいが気づかなかった。
リリー・ローズ・デップは、ジョニー・デップの娘。
5番スクリーンは70席と豊洲では最も席数の少ないスクリーンの一つ。
先週時間が取れず何も見に行けなかったので、月曜の映画鑑賞は異例。
渋滞を予想して早目に家を出たが、思いのほか道路が混んでいて到着はぎりぎりだった。
*
コリン・ファレル、タイ・シェリダン、リリー・ローズ・デップ。
地球の環境破壊で人類が済めなくなりつつあり、新天地を求めて旅立つと言う設定。
うまい具合に酸素も水もある惑星が見つかったので、30人の先遣隊を送り込むことになった。
但し、片道の所要時間は86年で出発した世代の人間では到達できない。
赤ん坊の時から閉鎖空間で育てられた若者が乗組員となって出発する。
リチャード(コリン・ファレル)は訓練の指導教官だったが、志願して同行することになった。
リチャードが同行することにより出発は早められたが、出発後10年して事件が起こる。
事の発端はクリストファー(タイ・シェリダン)とザック(フィン・ホワイトヘッド)が、
食後に飲む青色の液体(薬剤)に効能不明の成分が含まれているのを知ったこと。
セキュリティをかいくぐって調べたその効能不明の成分は、乗員の欲望を抑える薬だった。
リチャードが乗員をだまし統率しやすいよう性格をコントロールしていると考えたクリストファーとザックは
青い液体を飲むのを止めてしまう。
すると二人は徐々に欲望をあらわにして好戦的、暴力的になっていく。
おりしも宇宙船では時々原因不明のノイズが発生しており、船外にエイリアンがいるとの噂がでていた。
そんな中、宇宙船から地球への通信設備が故障したため、リチャードはクリストファーとともに
修理の船外活動に出たが、作業中ついに事故が起こる。
何かに襲われたかのようにリチャードがはじかれて重傷を負い、そのまま死んでしまう。
船内でも火災が発生し、システムの一部が損傷し、アーカイブ映像などが失われる。
唯一の年長者を失った乗員はクリストファーを新しいリーダーに選任するが、ザックは面白くない。
みんなが青い液体を飲むのを止めてしまったため、統率は乱れ、短絡的な行動に出るようになる。
自分たちが到達できない惑星の探査自体に疑問を持つものも出、いさかいが起こり始める。
クリストファーは対立するザックを諭して統率を維持できるのか。
果たして目的の惑星にたどり着くことはできるのだろうか。
*
映像技術はまずまずだったが、SFとしてはありきたりで脚本も穴だらけと言うか設定がまずい。
そもそも86年かかっていく割りには近い。
リチャードが地球にメッセージを送ったときに出た画面には確か2か月と何日と出ていた。
10年かかって大体0.2光年の距離まで行ったので目的地がその10倍の距離としても2光年で近すぎる。
2年何か月を見間違えていたとしたら、20~30光年になり得るのであり得るかもしれない。
今回は先遣隊にすぎず、ただ行って着陸し、ざっと見て帰ってくる程度だとしても30人は少なすぎ。
仮に少しでも長く住んで人類として定着させるのだとすれば同年代ばかりでは難しい。
「水と酸素がある」だけでその惑星を選ぶのも浅慮過ぎる。
自転、公転、温度等々、地形、気象、等々の知見は、居住可能かどうかはどうやって調べた。
そのほかにも有害成分はないのか、先住の動植物はいないのか、微生物は細菌は大丈夫か
居住に適した空間や平面は確保できるのか、マット・デーモンの「オデッセイ」は火星が舞台だが、
火星ですら居住に大きい困難があった。
86年は人間の寿命を考えて設定した時間だと思うがもSFで常道のコールドスリープ技術もないのに無茶過ぎる。
クリス・プラットとジェニファー・ローレンスの「パッセンジャー」はロケットでの宇宙移民だが、
乗客5000人がコールドスリープして120年の行程を行く設定だった。
僅か30人で目的の惑星に着いてから何をやるのか。
生存率をどうみているのか、86年間暮らして誰も病気にもならず怪我もせずにはいられない。
事件の発端となった常用している液体に効能不明の成分が含まれていて・・・と言う部分も陳腐。
成分分析をしたわけではなく、データで調べているだけなので、成分自体の記載をしなければいい。
または成分は記載したとしても、嘘の効能を載せておくだけでよい。
薬を飲んで空くに効能が現れるのならわかるが、10年も飲み続けた薬を止めて性格が激変するまでの
時間が短すぎるし、いくら何でもああは豹変しないだろう。
乗員の若者は人工受精で生まれ、赤ん坊の時から隔離されて暮らしていたのでしがらみがないとしても
リーダーであり、年長者であるリチャードの掘り下げが薄すぎる。
何故妻や子供、家族を捨てて片道切符を選ぶに至ったのかが分らない。
惑星到着でめでたしめでたしとなるのはどうなのか。
移住目的であればそこからがスタートだし、調査目的としてもそこで終わってしまうのはいただけない。
地球周回や月迄あるいは火星迄であれば十分かもしれないが、資材機材が足りなすぎる。
と、いろいろ愚痴っぽく書いたけど、この映画、私は好きです。
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タイ・シェリダンは「レディ・プレーヤー1」で見た。
フィン・ホワイトヘッドは「ダンケルク」に出ていたらしいが気づかなかった。
リリー・ローズ・デップは、ジョニー・デップの娘。
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