たばこ１箱千円（続き）

「たばこ１箱千円」で超党派議連 消費税アップけん制も(共同通信) - goo ニュース

昨日この記事について書いた時に「民主党議員も入れ」と書いたので、
民主党議員もいるよ、とフォローしておく。

提唱したのは笹川堯議員かと思ったら、日本財団の会長の笹川氏だから、
同じ笹川良一の息子の笹川陽平氏らしい。
なお、日本財団とは「日本船舶振興会」の通称である。

この動きに対して、大田大臣がけん制しているようだが、

たばこ増税案、税制全体の議論が先決＝大田担当相(ロイター) - goo ニュース

道路特定財源なんかは大した議論もせずに、
国交省はとにかく道路は要るんだの一点張りだし、
首相も一般財源化すりゃ文句ないでしょ、くらいの感覚なのに、
何で大上段に「税制全体の話だ」となるのかね。

ともかく現在の税制や官僚制度、政府と地方自治体のありようなど、
日本国全体の見直しが必要なことは事実で、
渡辺議員が涙を流して喜ぼうがあんな法案で、
（一部の）官僚の好き勝手が是正されるとは思えないが、
だからと言って全体が整合性が取れるまで何もしないのも怠慢だ。

とにかく、ニューヨークでもたばこの値上げがあるようだし、
ヨーロッパでもたばこは高いようだ。

いずれも喫煙者を減らすことが主眼のようで、税収だけが目的ではない。

対する日本では、せっかく未成年者喫煙防止の切り札とされたタスポを
売り上げが落ちた（＝税収が減る）ことを理由に、
免許証や顔パスまで許そうなんて、
財務省の姑息な考えが見えるのが腹立たしい。