ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

電柱と電信柱と2次元バーコード

2004-12-06 21:18:28 | Weblog
電柱のことを電信柱(でんしんばしら)って言いますよね。
(現にさっきの9時のニュースでも一般の人が言っていた。)

でも厳密に言うと電信柱と電柱は違う。
電信柱は、「電信」のためのケーブルを張った柱であって、電力線のための柱ではない。
「電信」ってモールス符号などの電気通信のことなのです。

しかし、電信柱の用語の使い方が間違っていると言うつもりはありません。
今や、「電信」が電気(電流)を送る意味に使われているからです。

言葉は、時代とともに変化して行くから、それはそれで良いと思います。

同様に、物が変化したのに用語がそのまま残り、「用語」と「物」が合っていない物は沢山あります。
例えば「枕木」。コンクリートのものも「枕木」と言いますよね。
同じく「吊り革」。昔は革で出来ていたなんて言っても、信じてもらえるでしょうか。
ガラスでなくても、窓ガラス。アクリルガラスとも言うから、
素材や構造(非晶質)でガラスかどうかを区別すると言うわけでもなさそうだ。

最近の用語では、2次元バーコード。
「バー」になっているから「バーコード」なので、2次元コードは「バー」になっていない。
もっともよく知られているもの(ケータイで読めるやつ)は「QRコード」で、
いくつかある2次元コードのひとつです。
どう見ても「バー」で構成されているとは見えません。
「バーコード」が既に「バー」の「コード」から離れて別の言葉になってしまった。
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