ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

好きな女子アナランキング、に思う

2016-12-09 01:20:32 | 観察
「2016好きな女子アナランキング」が発表されたらしい。

たまたま私が大嫌いな女子アナが含まれていたので、気になって調べてみたら、
その大嫌いな女子アナはベスト10にはいなかった。

その時確認したベスト10は次の通り。
順位 氏 名  所 属  得票数 得票率 前回
01 水卜麻美  NTV  270  9.6%   1
02 加藤綾子  フリー  138  4.9%   4
03 夏目三久  フリー   69  2.5%   3
04 桑子真帆  NHK   58  2.1%   -
05 有働由美子 NHK   58  2.1%   7
06 大江有里子 テレ東   42  1.5%   2
07 宇垣美里  TBS   29  1.0%   -
08 江藤愛   TBS   28  1.0%   10
09 山崎夕貴  フジTV  26  0.9%   -
10 高橋真麻  フリー   25  0.9%   -
得票率は、母数(2800)との比率。

あれ?
4位以下が記事と違う?
この記事の元ネタは・・・・
よくわからん。
分かるのは2800人に聞きました、と言うところ。

で、探していると別のランキングを見つけました。

順位 氏 名  所 属  前回
01 水卜麻美  NTV  1
02 加藤綾子  フリー  2
03 夏目三久  フリー  8
04 有働由美子 NHK  3
05 大江有里子 テレ東  10
06 赤江珠緒  フリー  9
07 田中みな実 フリー  -
08 竹内由恵  テレ朝  7
09 大下容子  テレ朝  -
10 桑子真帆  NHK  5

こちらはオリコン・スタイル(ORICON STYLE)によるもので母数は1000。
トップ3は同じだが、4位以下はかなり違う。
最初のランキングは、どこがどういう方法で調査したのかがよくわからなかった

母数も違えば調査方法も違うし、結果が異なっていても不思議ではないし、
別に構わないのだが、出典も調査方法も明らかにしないで、
「これが日本全国を代表するランキングだ」的になってしまうのはどうなのか。

確かに自前で調査して(その調査にどれほどの意味があるかは別として)
ランキングを出すよりは、人が調査したものに乗っかるのは楽。

「何々によれば」と付けるのはいいほうで、出典や母数や調査方法などには一切触れず、
どこかの公的機関か、それなりの権威ある調査機関が調べた結果であるかのように、
今年の・・・・・とやられると違和感がある。

別に、女子アナをタレントのように扱うな、とか、ランキングつけるな、と言うことではない。

それぞれがそれぞれの観点で調査し、同じような調査を続けることによって
変化や流れをとらえるのは大事なことであり、だからこそ、その内容にいろいろ疑義があろうと
それぞれの国や機関や企業や研究者などが調査し、経過を調べ比較するのは意味がある。

しかし、それらは同じ基準で計測するからこそ時間的な経過の意味があるので、
毎回調査方法が変わったり、集計方法が変わったりしては時系列の意味がない。

もう少し大風呂敷を広げると、現実問題としては、例えば一国の経済指標にしても
それらの集計範囲やら調査方法やらが国によって違ったり、調査する機関によっても違うわけで、
横の比較がどこまで意味があるかは疑問なものもあるが、どこがどう調べたかは意味がある。

話を女子アナに戻せば、1000人が妥当かどうかは別として、
オリコンが毎年同様の企画を立てて調査集計し発表しているのはそれなりの意味があるが、
報道の範囲では、調査方法もつまびらかにされていないし、あくまでオリコンの判断であり、
世間一般を代表しているかと言われると微妙。

さらに本記事で取り上げた2800人を調査した結果のほうが母数が多い分、
精度は高いと思われるが、どこがどうやって調べたのかは全く分からないので、
あやふやだともいえる。

対象の年代はどうなっているのか、調査はRDDによる聞き取りなのか、ネット調査なのか、
などなど、その方法によっては回答者が偏在し、集計も偏っているかもしれない。

ただし、このランキングが、視聴者やテレビ局関係者にとって重要だとしても、
国民全体や国の経済活動に影響を与えたりするようなものではないだろうから、
別にどういう方法で調べようが大した意味はないのかもしれない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今朝の東京スカイツリー、201... | トップ | 今朝の東京スカイツリー、201... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

観察」カテゴリの最新記事