老女は今どこに?
お花畑を満喫し 歌をうたいながら
澄んだ川を渡り「なんて綺麗な水!」
やがて 目もくらむ光のトンネルを経れば
老女は再び絢爛たる生命の世界へ
(次は、王女なんかどうかしら…)
「死」はまた 新たな「生」の始まり
ひとつの「命」の「生死」の繰返し…
無限に続く 生命の世界
老女の微笑みは
幸福な生と 満ち足りた死のしるし
「悲しまないでね」
再び輝く その時まで
老女はひとときの休息に微笑んでいる
「次は私のほうが若いのよ」
お茶目な老女は 静かに微笑んでいる
さようなら
さようなら…
皆さんお元気で
またいつかお会いしましょうね
















今年10月21日の記事、『ふと、その岩を飛び去んぬ』 に一休さんが寄せて下さった詩に、絵を付けさせて戴きました。

素敵な詩をありがとうございました。
