この日は製版と試し刷りに取り組みました。
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製版作業では
写真製版と手描きによる版作りを体験。
まずは写真製版から
バキューム付きの製版機に
原稿と感光フィルムを貼ったスクリーン枠を設置。
規定の秒数で露光します。
露光後は未露光部分の感光膜を水で溶解させると
製版が完了します。
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次は手描きによる版作り。
手描き製版用のペンでスクリーンに描きます。
描いた図柄を乳剤でコーティング。
洗い油で描いた部分を溶解させると完成です。
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授業後半は
刷り作業に取り組みます。
シルクスクリーン基礎科では
既成のインクを使わず
バインダーをベースに自分で色を調合します。
例えば
青と黄色を数滴バインダーに練り込むと
緑のインクが完成します。
インクが徐々に混ざっていく様を
じっくり観察していると
なかなかドラマティックです。
インクが準備できたところで
いよいよ
スキージーを握り
両手の力の入れ具合を均一にして刷ります。
コツをつかむまでは少々難しい刷り作業。
次回は終日
刷り作業に専念します。
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この日は授業の傍らで
シルクスクリーン研究科の方が
8枚の製版作業に取り組まれていました。
力強いイメージの原稿に圧倒されます。
どのような仕上がりになるのか
楽しみです!
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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