調色実習に取り組みました。
私が作品制作で使用する調色アイテムです。
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調色は
画像の劣化を防ぐために施す場合と
モノクロの色味に変化を求める場合があります。
今回の授業では
色の変化を楽しむ事を目的に
ナニワのブルートナーとハンザのセピアトナーを使用しました。
まず
各薬剤に添付されている処理方法に従い
調色処理をおこないました。
調色後
画像の印象はかなり変化します。
左の写真にはリンゴが存在します。
青いリンゴに変化する事で
現実味がなくなるという効果がありました。
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今回の楽しみはここからです。
実習後半は
指定の処理方法にとらわれず
調色実験をおこないました。
ブルー調色の後、上部だけを脱色してみたり・・・
セピアとブルーの両方の調色を掛け合わせたり・・・
この調色実験で
様々な色調を生み出すことができました。
また
色面分割をおこなうことにも挑戦。
コチラの写真は
何度も調色を繰り返した結果
画像が劣化してしまいました。
しかし
この劣化具合も
なかなか良い効果ではないでしょうか。
以上
創造的調色実験の報告でした。
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次回はバライタ印画紙を使用して
ファインプリントを目指します。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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