シルクスクリーンプリントは
スクリーンにインクを通して刷るという
シンプルな作業工程ですが
工夫次第で驚くほど
多様な表現を得る事ができます。
今回の授業では
その“多様な表現”を体験します。
具体的には
ホワイトボードに掲示された技法を
実践していきます。
まず
左上の技法から。
簡単なようで、なかなか難しいのが
“グラデーション”
空色と橙色のインクを馴染ませます。
色の境目がなくなるまで
丁寧にインクを練って刷りました。
一回の刷り作業で
多色の効果や味わいのある表現が生まれます。
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次は“切り抜き版”での刷り作業。
カッティング原紙を切り抜き
オープンスクリーンに接着して刷りました。
簡単に版を作る事ができ
とても便利です。
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黒インクに銀粉を混ぜます。
すると
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鈍くキラキラ光る質感となりました。
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インクに発泡バインダーを混ぜます。
刷った後にアイロンをかけると
インク面がモコモコとふくらみ
凹凸のある画面となりました。
手触り感が心地よいです。
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その他にも
様々な実験をおこない
刷り見本がたくさんできました。
この日の成果物はファイルに綴じて
今後の制作に活用していただきます。
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記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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