徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

作品制作研究講座1 / 2日目 表現とは何か2 結果の検証

2014年05月03日 | 研究講座

前回の講座にて

「表現とは何か」

ついて
学びました。

そして・・・宿題として

<何か>を認識するための課題に
取り組んでいただきました。






宿題の一部を紹介します。



言葉にすると複雑な状況を
抽象化した画面で伝える取り組みです。
確かに言葉がなくとも
制作意図を読み取れそうです。



作品制作をおこなう上で
まずは対象物を観察・分析することは大切。
与えられた白い粘土を様々な角度から
観察した結果を見る事ができます。



粘土の変幻自在な性質に着目して形成。
脳内に存在する形にならない形を排出する取り組みです。
この行為は何を意図するのか、次の段階を期待します。



クリストの制作方法に着想を得たとのこと。
先人の取り組みを踏まえた制作は意味深いことです。
視覚と触覚の認知の仕方について考える内容に展開できそう。



以上、宿題の発表でした。
 

「・・・を感じていただけたら幸いです。」
という
受け身な姿勢ではなく
白い粘土で何を表現したのか?

この「何を」を作品で伝える事が
表現者としての制作では重要であると
今回の講座で確認しました。

次からは
与えられた課題ではなく
皆さんのこれまでの制作を見直し
深めていくことに取り組みます。


記:徳永好恵

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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