< はじめに >
現代は一昔前と比べると
気軽に印刷物を作れる時代になりました。
オフセット印刷
オンデマンド印刷
インクジェット印刷
など
印刷部数に適する選択ができます。
そのような時代に
何故に
シルクスクリーンなのか。
シルクスクリーンプリントは
美術史においては
複製芸術として位置づけられていますが
無制限に複製できるオリジナルなき複製術ではありません。
徳永写真美術研究所では
情報としての表現を追うのではなく
物質としての魅力に主眼を置く表現を研究しています。
そして
簡単・便利など効率面を優先することなく
技法の選択をおこないたいとも考えています。
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シルクスクリーン技法を使用した作品では
1960年代に
アンディ・ウォーホルにより制作された作品群が有名です。
彼は当時の社会状況をテーマとするため
この技法を用いました。
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現代
私たちが
この技法を使う意味とは?
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そのような事を考えながら
本講座と向き合いたいと思います。
写真家のホンマタカシさんが
最近、シルクスクリーン技法による新作を発表されています。
その作品の意味とは?
今期は経験者の顔ぶれとなりました。
そのため
初心者を対象とする実習の予定でしたが
各自の受講目的に対応する内容に変更しました。
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担当講師・清田もえ子さんによる基礎講義の後は
さっそく作品の構想についてディスカッションをおこないました。
授業後半は
製版原稿を作成する手順の復習をして講座初日を終えました。
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記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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