まずは
スクリーンに感光乳剤を塗ることからスタート。
乳剤は
液状時は感光性が低いため
通常の蛍光灯下で作業をおこなえます。
少し斜めに版を持ち、バケットに流し込んだ乳剤を引き上げながら塗布します。
泡が出来ないように、ムラにならないように、厚塗りにならないよう注意します。
デモンストレーション後
各自、塗布作業に取り組みました。
しかし
慣れないうちは、なかなか難しく
助け合いながら塗布作業を終えました。
その後、暗室で版を乾燥。
*
製版作業では
スクリーンがきちんと乾燥していなければ
膜面が剥がれてしまいます。
また
乳剤が厚塗りの場合は感光しきれず
これもまた剥がれてしまいます。
市販の感光フィルムのように
確実に製版できない場面もありましたが
一連の作業に慣れると
経済効率とともに作業効率も上がるはずです。
*
ひとり3枚の版を完成させ
いよいよ刷り作業にとりかかります。
上の写真のように
モチーフのベタ面
2階調画像
ハイライト部を抽出した画像
の
3枚の画像を刷り重ねて完成させる予定です。
この実習では
通常よりも紙にインクを厚く盛ることがポイントです。
スキージーを2回往復させるなかで
1回目はスキージーをねかせ
2回目でインクを落とすようにスキージーを立てて刷ります。
*
本日の皆さんの制作物はコチラ
↓
白い紙に薄いグレーで刷っているため
よく見えませんが・・・
次回は、さらにインクを盛って
画面に凹凸感を出していきます!
記:清田もえ子
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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