田切通信

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秋の鎌北湖を見てきました 2024 その4

2024-11-05 22:14:48 | 旅行

 続いて鎌北湖の紅葉前の風景を幾つか紹介します。

 

 鎌北湖の入口に残っている建物は、おたか湖畔荘です。ここも営業していません。おたかは同じ毛呂山町内の「ゆずの里オートキャンプ場」近くに現在も店を出しているうどん屋さんです。毛呂山特産のゆずを練り込んだ「ゆずうどん」が名物です。名前からして同じ「おたか」さんだと思いますが、この立派な建物も放棄されて久しいようです。食堂と、お土産物屋は看板に出ていますが、それ以外に宿泊も出来たんじゃないかと思われる間取りが、外から見て分かります。

 

 湖畔に映る緑のもみじです。水面が穏やかなので反射がきれいですが、これで紅葉で真っ赤だったら相当見事でしょう。

 

 対岸に見えるのは廃墟化した山水荘です。このあたりに焼失した半円形の建物があったようです。

 

 つくづく、紅葉が進んでいたらよかったのにと思います。

 

 大きなクモが巣を張っていました。冬はどうやって生きているのだろう。

 

 右の森の中に少し屋根が見えているのが山水荘の体育館のような建物です。現在は近づくことも出来ません。

 

 今年は紅葉がだいぶ遅れているみたいです。紅葉が進んだら、また見に行こうと思います。

 

 おまけ。毛呂山まで行ったので、昼食は行きつけの回転しないお寿司屋さんに行きました。

 日替わりねぎとろ丼のシャリ大盛りです。これに味噌汁もついて800円でした。

 

 寒くなったので猫の人のねぐらが出来ていました。猫さんの名前は「まこちゃん」みたいです。この日は姿を見ませんでした。


秋の鎌北湖を見てきました 2024 その3

2024-11-05 07:08:26 | 旅行

 ダムの堰堤から引き返し、第1駐車場を通り過ぎた先にあるのが「鎌北湖レイクビューホテル」です。かつてはユースホステルだったようで、レイクビューホステルと表記されていることもあります。ここがなかなか謎の施設で、コロナ前までは「営業している」との噂が絶えませんでした。

 

 車がやっと1台通れるような道を進むと、この看板と建物に行き当たります。廃墟と呼ぶには抵抗があるくらいにそこそこ綺麗な状態が維持されています。

 

 建物は3階建てですが、階段を上った先の2階~3階がホテル施設だったようです。現在は営業しているように見えませんが、数年前もほぼこの状況でした。その頃に、「事前に予約すれば営業する」とネットに書かれていました。真偽のほどは分かりません。それを気にして見ると当時は確かに2階の手前側の食堂と思われる場所の天井灯が点いていました。現在はそれも消灯しています。

 

 街灯の看板も残っています。ここはタンクローリーで温泉を運んできて、それを風呂で使っていました。日帰り(立ち寄り)温泉としても営業していたようです。

 

 建物の前を自然歩道が通っていて、ハイキングの人が多数訪れています。ここで今でも日帰り温泉をやっていたら、そこそこ人気施設になったでしょう。

 

 しかし、その自然歩道も少し草に埋もれていて、もう少し整備すればいいのにと感じます。

 

 もう一つ、このレイクビューの前をさらに奥に続く道がありますが、現在は通行止めになっています。この奥に廃墟になっているホテル山水荘があります。

 

 たちの悪い廃墟マニア(こう書くと、たちのいい廃墟マニアがいるのかと言う疑問も持ち上がりますが)が入り込んで荒らしたのでこのような処置になっています。不審火が出て建物の一部が消失しています。

 それもあってか、この先は心霊スポットとして有名になっています。

 

 レイクビューホテルを謎の施設と呼ぶ理由はこれだけではなく、1年くらい前に、新聞の日曜日に入っている求人広告で求人が出ていたからです。鎌北湖レイクビューホテル営業再開か?と思い、その後で定期的に見に行っていますが、御覧の通り現在まで営業は再開されていません。新聞広告に載った求人だから、ちゃんと業務内容とか勤務時間とか給料とか手当などが記載されていました。あれはいったい何だったんだろう??今にして思うと広告を取っておけばよかった。

 

 その4に続く。


秋の鎌北湖を見てきました 2024 その2

2024-11-02 07:43:43 | 旅行

10月27日(日)鎌北湖畔散策。

 第1駐車場に車を停めて湖畔の道を散歩します。10月後半ですが、ご承知の通り今年の秋は温かい(暑い)日が続いたので紅葉が全く始まっていません。

 

 ダム湖は農業用の貯水池でヘラブナが放流されています。この日は風もなく天気も良かったので、入漁券を買って釣りを楽しむ人が多数いました。ブラックバスの放流を禁止する看板も出ていました。

 

 鳥の写真が掲示されていました。多種類の水鳥が見られるようです。まだ冬鳥には時期が早いのか、バードウオッチングをしている人は見掛けませんでした。

 

 水面は鏡のようにまっ平。これで紅葉していたら、水面に赤が映えて綺麗だろうなぁ。でも緑色です。

 

 ガードレールの外側、つまり湖の湖水側の斜面の土地に小振りな建物が立っています。こちら側からだと一見して民家にも見えますが、これは「鎌北湖用水管理棟」です。無人で施錠されており、入る(見学する)事は出来ません。

 

 回り込んで湖水側から見ると、ちょっと凝った形をした建物です。これでカフェとかだったら水面が近くて眺めが良さそうだから人気が出そうです。

 

 こちらはダムの築堤脇にある湖水の排水施設です。これ以上に水面が上昇すると溢れた水がトンネル水路からダムの下の川に流れだす仕組みです。

 

 排水施設の左に下まで降りる階段があります。恐らく排水口をより近くで見るための見学台だと思いますが、「危険立ち入り禁止」になっていました。

 

 写真の右に少し写っている斜面がダムの堰堤です。スワン足漕ぎボートと普通の手漕ぎボートが浮き桟橋につながれています。毛呂山町の観光HPではこれが湖面を進んでいる写真が載っているのですが、僕は実際に動いている姿を見た事はありません。そもそも貸し出し窓口が開いていないし、ボートも薄汚れていて使われている気配がありません。

 

 ここはハイキングコースの起点や中継点になっている他、第1駐車場の脇には登っていく遊歩道があって、上の方には展望が良い東屋があるようです。そこまで登るという観光客もチラホラいました。しかし、熊が出る!らしいです。注意しろと言われても、出たら対応困るよな~。

 

 ダム堰堤脇にある各種看板が草に埋もれています。鎌北湖レイクビューの看板が残っていますが、多分やっていません。これについては後程詳しく紹介します。

 

 看板の地図部分を拡大しました。全体の位置関係が良く分かります。

①鎌北湖用水管理棟

②前の写真で看板が残っていた鎌北湖レイクビュー ユースホステルと表示されています。

③廃墟になっているホテル山水荘 現在立ち入り禁止(道路が閉鎖されています)で、図の建物左翼の半円形の部分は不審火で焼失しています。

④閉まっている食堂

⑤やはり閉まっている「お土産お食事 おたか湖畔荘」

 上記の中で心霊スポットそして知られているのが②と③です。

 

 堰堤上から、ダム湖の奥の方を見るとこんな景色です。手前から釣りの人の道具、用水管理棟、中央奥に見えている白い建物がレイクビューです。木々は青々として少しも紅葉していません。

 

 その3に続く。


秋の鎌北湖を見てきました 2024 その1

2024-10-30 19:48:13 | 旅行

 10月27日(日)埼玉県毛呂山(もろやま)町にある鎌北湖を見に行ってきました。「鎌北湖」とネットで検索をかけると「廃墟」とか「心霊スポット」等の情報で溢れていますね。中には観光協会のHPの写真をそのまま載せていたり、心霊スポットと呼ばれているホテルとは違う建物の写真が載っていたりと、「お前、本当に現場に行って記事書いてんのかよ?」って突っ込み入るページもあります。実際の鎌北湖は普通に住居もあるし、そこまでネットで煽るほど訪れてはいけない心霊スポットなら、湖畔に人なんて住んでないでしょう。

 別名「乙女の湖」と呼ばれているそうですが、どのあたりが乙女なのかは少々分からない部分ではあります。農業用貯水池のダム湖で、ヘラブナ釣りの名所です。往時は宿泊施設が2軒、食事ができたであろう施設も2軒あり、それなりに賑わった観光地だったのでしょう。しかし忖度なくハッキリ言うと今は寂れています。

 

 ダム堰堤の脇にある銘板です。鎌北湖と文字を書いているのは武者小路実篤さんです。同じ毛呂山町内に実篤さんが作った「新しき村」がある繋がりでしょうか。写っている自転車は僕のではありません。天気がいいので自転車とバイクで訪れている人も多数いました。

 

 案内の看板は剥げていて全く読めません。こんなのが寂れている現状です。直せばいいのに。

 

 ダムの堰堤を渡った先の細い道を少し進むと第1駐車場があります。道は車1台がやっと通れる幅で、行き違いはできないので対向車に気を付けながら運転します。

 

 寂れているはずなのに、多数の車が停まっています。何だ人気あるじゃないのと思いますが、大半はハイキングの人の車で、釣りの人も少しいます。奥の建物はトイレです。ここに車を停めて身支度をしてトイレを済ませ、ハイキングに出掛けるのです。

 

 駐車場の敷地の隅に建っているこれは、「犬魂碑」の拝殿です。階段の段差が高く上がりにくいです。前に来た時は草ボーボーだったのですが、綺麗に刈り取られて整備されています。

 

 猟犬の供養碑のようで、犬の銅像がありました。

 

 駐車場から見える物で、もう一つ気になっていたのがあります。駐車場の一つ上の段にある草木の埋まった何か檻のような物です。鳥小屋のようにも見えますが今回は草が適度に枯れているので近づいて見ましょう。

 

 駐車場の角にある階段を上ります。階段はまだしっかりしていますが、上段に登ったら先はケモノ道しかありません。足下に注意しながら近づくと、金網が見えてきました。

 

 こんな看板が残っていました。「キジバト」とあります。やはり鳥小屋だったようです。

 

 入口(?)が開いていたので、中を覗き込んだら床部分は水浸しのドロドロで、草や木が茂っていました。あ~っそうか、こんなのが廃墟・心霊スポット扱いされる原因になるのでしょう。

 

 登って来た方の反対側です。既にケモノ道すらありません。その昔はキジバトなどが飼われていて、見学できたのでしょう。そのまま草むらをかき分けて反対側のハイキング道に出ましたが、足が引っ付きムシだらけになりました。

 

 では、駐車場を出て少し湖畔を散策しましょう。街灯にこんな看板が残っていました。「公共の宿、鎌北湖レイクビュー」です。恐らく営業していないのですが、これが少々謎の施設です。ネットでは廃墟、又はオカルトスポット扱いされています。

 

 その2に続く。


ドングリコーヒーを作るのだ 2回目 その2

2024-10-29 07:24:39 | グルメ

 全国ドングリコーヒーファンの皆様、お待たせしました。川越祭りを挟んだのでだいぶ間が空いてしましましたが、ドングリコーヒー第2弾はちゃんと作業が進んでいました。

 

 乾燥が終わったカシのドングリです。乾燥前はだいぶ白かったのに、乾燥したら黒っぽくなった。その理由は実についている薄皮(渋皮)が黒ずんだからでした。

 

 さっそくフライパンで乾煎りします。黒焦げにならないように注意が必要で、初回はIHヒーターの中火(弱)でジワジワ炒りました。それだと、いつまでたっても過熱が十分ではなく、香ばしく火が入りませんでした。そこで。今回は中火(強)でガンガンと過熱します。目盛りが3違うだけでかなり過熱が強くなります。フライパンに蓋もして、熱が上からも回るようにしました。

 

 こんな風に全体が黒くなったらもういいでしょう。だいたい20分でこうなりました。焙煎中は焦がさないように目を離さずに、時おりフライパンを振ってやる必要があります。コーヒー豆ではないのでここまで焙煎しても、あのコーヒーのいい香りはしません。でも、それなりに焼けた匂いがいい感じです。この段階で薄皮が実から剥がれます。剥がれた薄皮は大きめのザルに移してから、大きく煽って風を通し取り除きます。この作業は外でやりましょう。

 

 ボールに移して粗熱を取ります。なんかこれだけ見るとコーヒー豆に見えなくもない。

 

 といった訳で、例によってダイソーのコーヒーミル¥550(税込み)で挽きます。品薄でなかなか手に入らない商品ですが、挽具合が5段階に調整できる優れものです。コーヒーミルは他の100均でも、違う品がだいたい同じ値段で売っていますが調整機能が無いので、どうせ買うのならこれがお薦めです。

 

 ゴリゴリ・・一番荒い粒で挽きます。ドングリの実はでんぷん質があるためか細かい粉にすると、ドリップする際にペーパーフィルターが詰まってなかなか落ちません。だから今回は一番荒く挽きました。

 

 作業終了です。左の瓶が今回のカシドングリコーヒー、右の色が薄いのが前回のシイドングリコーヒーです。色の違いは実の違いのせいではなく、焙煎の火の入り具合のせいだと思われます。ペーパーフィルターのドリップでは落ちにくいので、何か別の手段で淹れようと思います。

 

 今ちょうどドングリの時期です。興味のある方はぜひ作ってみてください。実の外皮を剥くのはさすがに面倒な力仕事ですが、それ以外は特に難しい事はありません。