白馬から南小谷に向かう始発を見送り、次の便に乗る。どちらに乗っても南小谷で同じ糸魚川行きに乗り換えることになるので、何もない南小谷で長時間つぶす羽目になるより、多少開けている白馬で暖を取る方を選んだ訳だ。慌ただしく始発で南小谷に行く客も多かったのだが、彼らにはそれなりの思惑があったのだ。
2便で南小谷に着く。乗り継ぎ便の出るホーム上は既に客であふれかえっている!?彼らは始発で来た客達だった。大糸線はここ南小谷以南が電化区間で、これより北の糸魚川までは非電化区間である。当然のように気動車が走っている。ここまで電車2両編成×2便で運ばれた客のほとんどが1両だけの単行気動車に乗り換えだ。始発で早々と来た客はこの状況を見越して席確保のために来ていたのだ。
こんなウルトラドローカルな路線に、いかに青春18切符の時期とはいえ、これほど客が集中するとは予測していなかった。これがつまり葬式騒ぎだったのだ。気動車が3月で廃車になるのだという。僕らはこんな葬式騒ぎとは無関係に、元々この区間の乗りつぶしを単純に考えていただけに困惑してしまった。
乗り継ぎの単行気動車が入ってきた。かつてはこんな古めかしい気動車なんか全国至る所に走っていたのだ。今では本州のJRはこれが最後らしい。入ってきた車両も都会の通勤ラッシュ並みの満員だ。これに電車4両分の客が入れるのか???う~ん不安だ。
何とかホーム上の客は全員入ることが出来た。やはり通勤電車並みの混雑状況だ。僕らは車両の前部運転席のすぐ後ろ付近になんとか立っていられる場所を確保できた。出発まで少し時間があるので車両の記念撮影。多くの鉄道写真ファンが、大きなカメラ機材&大きな三脚を持ち込んでいるので、只でさえ狭い上にもとても窮屈である。
糸魚川までぎゅーぎゅーの車内に立ちっぱなしで1時間。余りよい旅の思い出ではないが、葬式騒ぎに立ち入ったのだから仕方有るまい。糸魚川からは同じ行程を引き返すのだが、時間の余裕が結構あるので、親不知(おやしらず)まで往復する計画だ。乗り換えた車内もそこそこの乗車率で席はほぼ埋まっている。だが、さっきまでに比べたらがらがらも同然だ。部長もほっと一息。
親不知に着きました。小さな無人駅出回りに何もない。目の前はすぐに荒々しい日本海。波濤が「どっど~ん」と大きな音で押し寄せていて最果て感が盛り上がる。
2便で南小谷に着く。乗り継ぎ便の出るホーム上は既に客であふれかえっている!?彼らは始発で来た客達だった。大糸線はここ南小谷以南が電化区間で、これより北の糸魚川までは非電化区間である。当然のように気動車が走っている。ここまで電車2両編成×2便で運ばれた客のほとんどが1両だけの単行気動車に乗り換えだ。始発で早々と来た客はこの状況を見越して席確保のために来ていたのだ。
こんなウルトラドローカルな路線に、いかに青春18切符の時期とはいえ、これほど客が集中するとは予測していなかった。これがつまり葬式騒ぎだったのだ。気動車が3月で廃車になるのだという。僕らはこんな葬式騒ぎとは無関係に、元々この区間の乗りつぶしを単純に考えていただけに困惑してしまった。
乗り継ぎの単行気動車が入ってきた。かつてはこんな古めかしい気動車なんか全国至る所に走っていたのだ。今では本州のJRはこれが最後らしい。入ってきた車両も都会の通勤ラッシュ並みの満員だ。これに電車4両分の客が入れるのか???う~ん不安だ。
何とかホーム上の客は全員入ることが出来た。やはり通勤電車並みの混雑状況だ。僕らは車両の前部運転席のすぐ後ろ付近になんとか立っていられる場所を確保できた。出発まで少し時間があるので車両の記念撮影。多くの鉄道写真ファンが、大きなカメラ機材&大きな三脚を持ち込んでいるので、只でさえ狭い上にもとても窮屈である。
糸魚川までぎゅーぎゅーの車内に立ちっぱなしで1時間。余りよい旅の思い出ではないが、葬式騒ぎに立ち入ったのだから仕方有るまい。糸魚川からは同じ行程を引き返すのだが、時間の余裕が結構あるので、親不知(おやしらず)まで往復する計画だ。乗り換えた車内もそこそこの乗車率で席はほぼ埋まっている。だが、さっきまでに比べたらがらがらも同然だ。部長もほっと一息。
親不知に着きました。小さな無人駅出回りに何もない。目の前はすぐに荒々しい日本海。波濤が「どっど~ん」と大きな音で押し寄せていて最果て感が盛り上がる。
JRでは本州だけでなく、四国、九州、北海道も含め、キハ20系(キハ52形)の最後になります。一応、東日本の新潟で車籍が残っているんですが、基本的に廃車前提で使用されていないので。茨城のひたちなか海浜鉄道と、倉敷の水島臨海鉄道にだけ、キハ20系が残ってます。