田切通信

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旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス 通称キュン♥パスの旅 その3

2025-03-10 06:31:29 | 旅行

 積雪のため只見線が止まり・・正確には運休区間が出たので・・3時間弱の時間が空きました。そこで、少しだけでも会津観光をする事にしました。とは言え僅か3時間なので、ポイントを絞って見る必要があります。非常に大雑把に言うと会津若松での観光は、「戊辰戦争」と「野口英世」なのではと思います。もちろん他にも魅力的なポイントはありますが、時間的制約で諦めました。そこで、戊辰戦争の観光ポイントとして「鶴ヶ城(国指定史跡・若松城跡)」を見に行くことにしました。戊辰戦争観光のポイントとしては「飯盛山」も有名ですが、両方を回る余裕はありませんでした。

 

 鶴ヶ城は駅からは少し離れています。そこで駅前バスターミナルからバスで移動します。来たのは観光用周遊バスのハイカラさんでした。あれ?古びた案内看板ではボディーカラーは青かったけど、これは赤い。小型のボンネットバスです。形だけレトロ風のボンネットではなく、ちゃんとフロントのボンネット部にエンジンが載っていました。あまり車に詳しくない人向けに説明しますと、普通に前が平面のバスは車両の最後尾の床下あたりにエンジンがあります。1日乗車券は¥600でしたが、1回乗車は距離に関係なく¥210です。城迄の往復だから普通に乗車したほうがお得でした。

 

 車内のバス降車ボタンも赤べこ君デザインでした。

 

 目的地の鶴ヶ城入口で下車しました。この交差点を信号を渡って正面の道を進むと、すぐに堀に行き当たります。

 

 交差点角にあるこの重厚な造りの商店は、見た目で酒屋かと思いましたがなんと菓子屋でした。

 

 雪の残る道を進むと城跡の表示と水のある掘り、その向こうには石垣が見えます。

 

 経路上にあったお土産物屋さんの店頭には、少し色あせた顔出し看板がありました。戊辰戦争で戦った「白虎隊」と「娘子軍」(どう読むのだろう?)です。

 

 いよいよ城跡の正門(大手門)に着きました。表面をきれいに整えた大きな石を積んだ石垣が見えます。

 

 雪のせいなのか、大きな松の木が折れていました。

 

 再建された天守が見えてきました。この天守は昭和40年にコンクリートで再建されたものです。多くの人は「城」と言えば、この「天守」を思い浮かべると思いますが、これは城を攻められた時に立て篭もる要塞であって、政治をする場所ではありません。そもそも領内はおろか城迄も攻め込まれている段階でその戦はほぼ負けが確定です。だから戦国時代以降の平和な時代には、領主がそこに入るのは縁起が悪いからと、天守があっても一歩も踏み入れさせてもらえない殿様もいたようです。

 

 城跡の案内図です。ぐるりと堀が残っている城跡で、その城跡が国指定の史跡になっています。再建された天守以外に茶室もあります。

 

 歴代城主の家紋です、見慣れた家紋もありますね。

 

 天守を見上げるここが写真撮影のスポットになっています。熱心に自撮りしている観光客が多数いました。コンクリート製の再建で、いわゆる現存天守ではありません。ですが、この天守は戊辰戦争でボコボコに壊れた際の写真が残っていたので、それを基に外観を忠実に再現したものです。その時に壊さないで直して残しておけば現存13天守になったのに・・とは今だから言える事です。

 

 積雪ですぐ前まで近づけませんでしたが、恐らく撮影用の背景です。

 

 こんなポスターが張ってありました。何かのゲームかな?僕は知らない。で、そのクリアファイル4枚が付いた入場券(天守の見学券)が¥4000か、通常の入場券が¥520だから差額は¥3,480。これが高いと感じるか、妥当だと感じるかはその人次第でしょう。あー、これも性的問題摘発警察に見つかったらうるさそうですね。

 

 入場券販売所のすぐ横にも赤べこ君がいました。触っちゃダメとの事です。

 

 ここが天守の入り口です。そもそも天守の再建が昭和40年であり設計はそれよりも前ですから、当然のように現在では当たり前のバリアフリーではありません。とにかく階段しかありません。リフトもエレベーターもない。それをどう考えるかは観光とか行政の仕事です。では、見学しましょう。

 

 その4に続く。



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