会場の観覧席は、臨時に組まれた足場のようなスタンド席と、少し傾斜のある地べたに敷かれたシート席の2種類で、どちらが良いかといえば、長時間座っているにはスタンド席が楽だが、シート席前の広場からの距離があるので、間近に見たい!写真を撮りたい!!という人はシート席の最前列に陣取りたい。但しシート最前列は競争率が高く、かなり早朝から会場入りしないと確保は難しいのだ。また、一口にシート席といってもかなり横に長く、そのどこが上席かといえば、メインスタンドの前が一番よい。メインスタンドとは、富士山に向かって左の端から2番目のスタンド席で、通称VIP席。防衛大臣はじめ国会議員やら外国の武官や芸能人なんかが座る席だ。一番左端のスタンドは「統裁台」とよばれる演習を管理するセクションで、いわゆる司令塔だから、一般人は立ち入ることができない。演習はこのメインスタンドから見るのが真正面になるように演出されているのだ。また、メインスタンド前には細い花道が作られていて、シート席前からここを通ってVIPがスタンドに着くので、大臣なんかをすぐそばで見ることができる。したがって最上の席は、「メインスタンド前、花道脇の最前列!」ということになり、年々ここをとる競争が過熱している。一般入場券で座れるスタンドは、メインからさらに右に外れて、かなり会場の右翼になるので写真には向かない。距離もあるから長望遠レンズが無いと様にならない。ただ戦車や火砲の射撃を真横から捕らえたいときは、シート席の右端の最前列がよい。少し距離はあるが、位置的に真横になるので迫力のあるアングルが得られる。但し望遠レンズが必要だ。メインスタンド前とシート最右翼の最前列には「報道席」が確保されていて、その2箇所が撮影に適するのが一目瞭然なのだ。
いい席を確保するために早い時間から会場入りすると、演習開始まではだいぶ待たされる。開場は朝6時半ころ、演習開始は10時だ。だから暇をつぶす手段も重要だ。酒を飲んで宴会をするのもよいが、仮設のトイレはスタンド後方で、距離があるから行くだけでも大変なので程々にしたい。
いい席を確保するために早い時間から会場入りすると、演習開始まではだいぶ待たされる。開場は朝6時半ころ、演習開始は10時だ。だから暇をつぶす手段も重要だ。酒を飲んで宴会をするのもよいが、仮設のトイレはスタンド後方で、距離があるから行くだけでも大変なので程々にしたい。