田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

総火演2

2007-06-20 21:22:06 | その他
 会場の観覧席は、臨時に組まれた足場のようなスタンド席と、少し傾斜のある地べたに敷かれたシート席の2種類で、どちらが良いかといえば、長時間座っているにはスタンド席が楽だが、シート席前の広場からの距離があるので、間近に見たい!写真を撮りたい!!という人はシート席の最前列に陣取りたい。但しシート最前列は競争率が高く、かなり早朝から会場入りしないと確保は難しいのだ。また、一口にシート席といってもかなり横に長く、そのどこが上席かといえば、メインスタンドの前が一番よい。メインスタンドとは、富士山に向かって左の端から2番目のスタンド席で、通称VIP席。防衛大臣はじめ国会議員やら外国の武官や芸能人なんかが座る席だ。一番左端のスタンドは「統裁台」とよばれる演習を管理するセクションで、いわゆる司令塔だから、一般人は立ち入ることができない。演習はこのメインスタンドから見るのが真正面になるように演出されているのだ。また、メインスタンド前には細い花道が作られていて、シート席前からここを通ってVIPがスタンドに着くので、大臣なんかをすぐそばで見ることができる。したがって最上の席は、「メインスタンド前、花道脇の最前列!」ということになり、年々ここをとる競争が過熱している。一般入場券で座れるスタンドは、メインからさらに右に外れて、かなり会場の右翼になるので写真には向かない。距離もあるから長望遠レンズが無いと様にならない。ただ戦車や火砲の射撃を真横から捕らえたいときは、シート席の右端の最前列がよい。少し距離はあるが、位置的に真横になるので迫力のあるアングルが得られる。但し望遠レンズが必要だ。メインスタンド前とシート最右翼の最前列には「報道席」が確保されていて、その2箇所が撮影に適するのが一目瞭然なのだ。
 いい席を確保するために早い時間から会場入りすると、演習開始まではだいぶ待たされる。開場は朝6時半ころ、演習開始は10時だ。だから暇をつぶす手段も重要だ。酒を飲んで宴会をするのもよいが、仮設のトイレはスタンド後方で、距離があるから行くだけでも大変なので程々にしたい。

総火演1

2007-06-19 21:11:17 | その他
 毎年局長が楽しみにしている「富士総合火力演習」、略して「総火演」が今年も行われる。今年の公募による一般公開日は8/26(日)の1日のみだが、かつては2日間公開があった。会場が広くなっている訳ではないので、単純に競争率が約2倍になっているだけなのだ。僕はここ7年間くらいは「見学」ではなく、「参加」しているので、公開の日だけでなく練習段階から、それこそ腐るほど見ている。だからまったく新鮮味がなくて興味がわかない。昔に比べると撃つ弾数がぜんぜん少ないし、安全管理上の配慮から派手な演出もなくなった。弾数が少なくなったのは、総予算に代わりがなくても、単純に弾の単価が上がって、数がそろえられなくなったからだ。弾種別の単価は、防衛白書なんかに出ている年度の装備品それぞれの調達額を調達数で割れば簡単に分かる仕組みで、秘密でもなんでもない。興味のある人はちょっと調べてみればよいだろう。一般的に小銃の弾なんかは安くて、大きな砲弾は高く、誘導兵器(ミサイル)はさらに高い。ミサイルも種類によって様々だが、高いものは1発が建売住宅一軒分くらいする。これをすべて消費してしまうわけだから豪勢な話で、1回分(1日分)の単価としては、恐らく「日本一高価な花火大会」であろう。
 演習は大きく前半・後半に分かれていて、前半は火砲がひとつずつスタンド前広場に登場し、解説をしながら砲弾を撃つ。また、ヘリコプターが飛来しデモフライトを行う。短い休憩を挟んで後半は、戦闘状況のシナリオにそって、一連の戦闘行動を行うが、はっきり言って軍事的な予備知識がないと、何をやっているのかさっぱり分からない。後半演習終了後、1時間ほど待たされてから装備品展示となる。演習に参加した戦車・装甲車・火砲・ヘリなどが展示公開される。
演習開始前と装備品展示までの時間に、音楽隊の生演奏がある。これが演習全体の構成で、実質約2時間程度のイベントだ。
 会場となる畑岡は、普段は東富士演習場内の戦車の射撃場で、ここにスタンドを組んで臨時の会場としている。スタンドを組み立てるのも解体するのも自衛官だ。演習場だから勿論露天で屋根がない。野外でのイベントだから天候にものすごく左右される。雨が降ると濡れるしかないし、霧が出ると射撃ができない。逆にピーカンに晴れたら、それはそれで日射病患者が続出するほど暑くなる。山の天気は変わりやすく、平地の天気予報はあてにならない。さっきまで晴れていたのにいきなり大雨になったりする。だから日よけの帽子と、雨よけのビニール合羽が必需品なのだ。日傘や雨傘は観覧の妨げとなるので使用が禁止されている。また、スタンド後方には売店が開店し、お弁当や飲み物から自衛隊関連のおみやげ物まで販売される。演習が開始される直前からは、場内が込み合って売店まで行くのも一苦労だから、これらの買い物は、場内が空いているうちに済ませてしまうのがよいだろう。

田舎暮らし

2007-06-18 22:44:26 | その他
 近年、リタイア(定年)後に田舎暮らしをするのが人気らしい。が、はっきり言って一度も田舎で一定期間以上生活したことの無い都会人が田舎で暮らすのは無理だと思います。TVでは「成功例」ばかりを紹介するから、誰もが快適なセカンドライフが送れるがごとき幻想を抱いてしまうのだ。だって、運転免許が必要ないような環境、ほぼ24時間公共交通機関が何種類も動いていて、徒歩圏内に24時間営業のコンビニ始め、各種娯楽施設があって・・・なんて、そんなのが当たり前だと思っている人が、夜の8時を過ぎたら人通りが無くなって真っ暗なメインストリートなんて町で暮らせますか?僕の最寄り駅(と言っても10㎞以上離れてる)前なんて、9時過ぎたら開いてる店は飲み屋が1軒だけですからね。因みに駅を出るバスの最終は9時台です。しかし僕なんかまだマシな方で、局長なんかその昔は周囲数キロ四方に人間が住んでいないような所に住んでたらしい。さすがに僕もそこまでの田舎暮らしではない。
 田舎暮らしで良いのは空気と水が綺麗で美味しい事くらい。蛇口をひねると「○○の天然水」と同等の水が出る。都会ではペットボトルで買って飲んでるような美味しい水で、風呂に入ったりしているわけで、これは贅沢といえる。冬の星空も美しいが、余りに寒いので見ていられるのは3分くらいだ。僕自身は「田舎に生活の基盤を置いて、大変良い自然環境の中で生活し、必要なときに都会に出て娯楽を楽しむ」というのが正解ではないかと思っている。だから、今の生活は、まさに僕にとって理想的な訳なのだが、どうやらこの田舎暮らしもこの夏で終わりになりそうだ。かなり高い確率で都会方面へ引っ越すことになりそうだ。・・と言っても確定ではないが。
 局長へ・・今年は総火演で勤務しなくても済みそう。葉書出して当てといてください。一緒に見学に行きましょう。そこで、明日の夜からは総火演の楽しみ方シリーズに入ります。

ほたる

2007-06-15 21:58:59 | その他
 今夜はホタルを見てきた。場所は「御殿場高原ビール」・・御殿場と言う名がついているが、実際にあるのは御殿場より下にある裾野市。前のクリスマス時期に「日本一のイルミネーション」と宣伝されたからかなり有名だ。そこが大工事で池を整備して今年からホタルの養殖を始めた。いわゆるビオトープと言うやつだ。6月に入りそのホタルが飛び始めたので一般公開をしているのだ。通常は6月の中~下旬の短い期間しか飛ばないが、ここはゲンジとヘイケの2種類のホタルを養殖しているので、7月以降は今飛んでいるゲンジボタルに替わってヘイケボタルが出始めるので、長い間楽しめるのだ。宿泊客は池のすぐそばに作られた木道で間近に楽しめるが、宿泊していない一般客は池の横にある丘の上から距離をおいて見下ろすだけだ。でもまあ、結構多数の光が乱舞するのが楽しめる。ホタルはこのように綺麗な水場と雑木林を整備してやれば、簡単に飛ばすことが出来る。幼虫がえさにする「カワニナ」は水槽で簡単に増やせるし、幼虫自体が比較的簡単に手に入る。御殿場ではNPOが「ホタルを増やそう」と呼びかけて、家庭の水槽でホタルの幼虫を飼うのを奨励していて、無料で幼虫を分けてくれる。
 飯田線沿線では、終点辰野がホタルの町として宣伝しているので有名だが、南部の山吹駅の近くでも出るらしい。
 しかし、ホタルって光っているとき、つまり暗いときは綺麗でいいが、明るいところで見ると、単にゴミムシかコメツキムシのような形状でかわいくない。

B-1グランプリ

2007-06-06 20:35:19 | その他
 6月2~3の週末に静岡県富士宮市の浅間(せんげんと読みます)神社で「B-1グランプリ第2回大会」が行われました。これは全国各地に点在するご当地食の祭典でありまして、第1回で勝ったのが「富士宮焼きそば」で、今回の開催地になった訳です。今回大会にエントリーしてたのは、以下の通り(順不同です)

1富良野オムカレー    北海道富良野市
2室蘭やきとり      北海道室蘭市
3青森生姜味噌おでん   青森県青森市
4八戸せんべい汁     青森県八戸市
5横手やきそば      秋田県横手市
6上州太田焼そば     群馬県太田市
7行田ゼリーフライ    埼玉県行田市
8厚木シロコロ・ホルモン 神奈川県厚木市
9駒ヶ根ソースかつ丼   長野県駒ヶ根市
10富士宮やきそば     静岡県富士宮市
11浜松餃子        静岡県浜松市
12すその水ギョーザ    静岡県裾野市
13静岡おでん       静岡県静岡市
14たまごふわふわ     静岡県袋井市
15若狭小浜焼き鯖寿司   福井県小浜市
16奥美濃カレー      岐阜県郡上市
17各務原キムチ鍋     岐阜県各務原市
18高砂にくてん      兵庫県高砂市
19とうふちくわ      鳥取県鳥取市
20小倉発祥焼うどん    福岡県北九州市
21久留米やきとり     福岡県久留米市

 まあ、バラエティー豊かと言うか、名前だけではどんなモノか得体の知れないものもありますね。中にはそりゃおやつだろう?とか酒の肴に適している!といった物もあり、全てを同列に「食事」として審査するのはちょっと無理があるなぁ・・と言うのが僕の感想です。
 駒ヶ根のソースカツ丼はエントリーしてますが、伊那市のロー麺は出てませんね。まあ、いろいろと思惑もあるのでしょう。恐らくまだまだご当地でしか知られていない「ローカル食」は多いでしょう。取りあえず僕の第一の目標は諏訪湖ほとりで食べられる「信州味噌天丼」ですね。