連休も終わり、週の初めは、いつもに増して満員電車が堪えます。なわけで、夕べは早帰り。涼しい部屋で読書と、洒落こむことにしました。
文春文庫 笹山啓輔著「昭和芸人 七人の最期」です。書かれている芸人は、エノケン ロッパ 金語楼 エンタツ 石田一松 シミキン トニー谷の七人。なかなか興味深いメンバーです。ただ、私、この著者のこと、知りませんでした。で、調べてみると 1979年生まれで、本業は薬品会社の社長さんとのこと。となると、昭和芸人のことは、年齢的にもまったく知らない世代。実際、本読んでみたら、ダウンタウン世代の方でした。
さて、読んでみると、芸人たちの全盛期が終わってからのことが書いてあるのですが、いかんせん、残された資料を丹念に調べたという印象はぬぐえません。また、当たり前の事ですが、彼らの芸を実際に見たことがない世代なので、芸人たちのすごさを表すエピソードに欠ける恨みもあります。
やはり、この種の本は、例えば、先ごろお亡くなりになった永六輔氏の名著「芸人その世界」のように、著者が彼らのナマの声を、どれくらい聞いているかが生命線です。残念ながら、そこのところで、食い足りなさを感じました。
文春文庫 笹山啓輔著「昭和芸人 七人の最期」です。書かれている芸人は、エノケン ロッパ 金語楼 エンタツ 石田一松 シミキン トニー谷の七人。なかなか興味深いメンバーです。ただ、私、この著者のこと、知りませんでした。で、調べてみると 1979年生まれで、本業は薬品会社の社長さんとのこと。となると、昭和芸人のことは、年齢的にもまったく知らない世代。実際、本読んでみたら、ダウンタウン世代の方でした。
さて、読んでみると、芸人たちの全盛期が終わってからのことが書いてあるのですが、いかんせん、残された資料を丹念に調べたという印象はぬぐえません。また、当たり前の事ですが、彼らの芸を実際に見たことがない世代なので、芸人たちのすごさを表すエピソードに欠ける恨みもあります。
やはり、この種の本は、例えば、先ごろお亡くなりになった永六輔氏の名著「芸人その世界」のように、著者が彼らのナマの声を、どれくらい聞いているかが生命線です。残念ながら、そこのところで、食い足りなさを感じました。