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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

寺島しのぶの女優魂に脱帽!松尾スズキ作「ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン」

2016-07-30 11:36:41 | 日記
シアターコクーンで上演中の松尾スズキの新作「ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン」です。3時間超の大作!観終わって劇場の外へ出て、スマホの電源入れたら10時10分回ってました。覚悟していたとはいえ、明日も仕事ある身としては、もう少し、早く終演してほしかったというのが、実感です。
舞台は、内乱状態のアジアの国。ベストセラー作家・永野(阿部サダヲ)は、誘拐された風俗ライター時代の先輩・ヤギ(吹越満)を探しに、この国へと向かったのです。永野 ヤギ救出の手がかりを探していく過程で、美しいゴーゴーボーイで男娼のトーイ(岡田将生)に出合います。実は、ヤギと永野の間には、過去にトーイと生き写しのゴーゴーボーイをめぐって、なにやら因縁があるようです。永野の妻・ミツコ(寺島しのぶ)は女優で、一時引退状態でしたが、夫のいない間に、かつてのマネージャー・オカザキ(岡田二役)と共に、芸能界へのカムバックを画策します。実は、ミツコ オカザキと不倫を楽しんでもいるのです。
内乱状態の国で、永野 行方不明になります。探しに行くミツコ。夫の手がかりを知る女性に会いますが、彼女は情報を教える代わりに、「内乱で負傷した息子の性欲を満たしてくれ」と要求します。承知するミツコ と、息子は「気分がでないから脱げ」と命令します。上半身を露わにするミツコ。私、2階席なので、良く見えませんでしたが、寺島しのぶ アッパレな女優魂です。ようやく再会する2人。永野は、ようよの思いで日本へ戻りますが、精神に異常をきたしたミツコの帰国は、かないません!妻に会いに 再びアジアの国を訪れる永野。エンドマークです。
全編 舞台奥の女性邦楽グループによる長唄が流れ、舞台を彩ります。不思議なもので、聞いているうち、だんだん舞台とマッチしていき、耳障りのいい音楽になっていました。