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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

記者会見で男を上げた海老蔵を観に歌舞伎座へ。

2016-07-22 14:34:09 | 日記
しかし、あの記者会見 海老蔵格好よかったですね。妻を想う気持ちが、見ているこちらにも、ひしひしと伝わってきました。いや、株上がりますよね。あれで、割食った旦那さん、世間に一杯いると思います。かくいう私も、その一人でした(笑)
な訳で、昨夜は、歌舞伎座で一幕見。海老蔵 左團次の「鎌髭」観てきました。立川志の輔師口演の「中村仲蔵」によれば、仲蔵の役者としてのターニングポイントになった演目とのこと。師の落語だと、仲蔵 團十郎の二人芝居なんですが、今回の歌舞伎座公演は、先のお二方始め、何人もの役者さんが登場します。そういう意味では、厳密に言えば違うのかも知れませんが、作品の雰囲気だけでも知りたくて、観に行くことにしました。
物語は、源氏の武将三保谷四郎(左團次)が、鍛冶屋の主に身をやつし、景清(海老蔵)を討ち取ろうと計画するもの。そこへ現れた修行僧姿の景清。三保谷の計画通りに酒を所望。伸びた髭を剃ってもらいたいといいます。得たりと、三保谷 大鎌で首を搔こうとしますが、景清は不死身 掻き切ることができません。ここで見せる大荒事が、成田屋の見せ場です。
歌舞伎十八番というと、なんか重々しい感じがします。私が、中学か高校の時でしたか、私たちの学校でも「歌舞伎十八番」を観る授業があったのですが、全く理解できずに、すっかり歌舞伎嫌いになった思い出があります。あの体験がなければ、もっと前から歌舞伎観てただろうに、と思うと、残念でなりません。
そこへ行くと、今回の公演 「後出しジャンケン」「厳正な第三者」などの「都知事ネタ」はては「厚切りジェイソン」のネタまで飛び出すという破天荒ぶり。楽しめました。