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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

花總エリザベートに、ただただ酔う!

2016-07-25 13:24:47 | 日記
今回は、わずか1か月公演だった帝劇公演「エリザベート」Wキャスト観たかったのですが、チケットは獲れないし、時間もないし、というわけで、どうにか2回ゲットしたチケット いずれも花總エリザベート 井上トートの回でした。
前回より、また一段と深味を増した花總エリザベート。「私だけに」の素晴らしさは、言うまでもありませんが、冒頭の少女の場面から、ラストのルキーニに刺される場面まで、本当に「エリザベート」の人生を感じさせてくれました。凄かった。エリザベートを演じて20年 さすがに、昨年の演技で、最年少の「菊田一夫演劇大賞」を授賞しただけの事は、あります。
他の出演者ですが、井上トート。ちょっと、花總エリザの圧倒的存在感の前に、影が薄くなった感じは、否めません。もう少し「黄泉の帝王」の神秘性がほしい。どうしても、ルドルフの頃のイメージが抜けきらない部分があります。山崎育三郎のルキーニは、意外とケレン味たっぶりで楽しめました。爽やかイメージでしたが、こういう一面合ったのですね。
私が感心したのは、今回が初参加となった涼風ゾフィ。今までのゾフィは、その怖さばかりが強調させていましたが、涼風ゾフィは弱さも見え、その分、ラストのナンバーの哀しみも、伝わってきました。
東京公演は、明日千秋楽を迎えますが、その後、博多 大阪 名古屋と「エリザベート」の旅は続きます。暑さが、おさまった頃の大阪 名古屋公演に、足を運びたいな、と思います。