腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



昨日に引き続き、少子化問題を真剣に討論したいと思い....違った!

え~っと、ジャンピングアワーですね。(^^;)

本日の時計機構講座は“ジャンピングアワー”について。

ジャンピングアワーとは...

分針が1周する動力を生かして、時を表示する文字盤(小窓表示のデジタル文字盤)が一時間に一コマ分、瞬時に動く(替わる)機構のことです。

何だか文字だけの説明だと難しい感じですが、要するに日付と同じ機構のことですよ。日付は24時間でカシャッと替わりますよね。それが1時間毎に替わるのです。

はい、こちら↓

ベル&ロス ヴィンテージ123 ジャンピングアワー 147万円

長針が一周すると、12時位置の小窓の数字が“カシャッ”と替わります。だからこの時計は10時9分ってことですね。

続いてこんなのも↓

クロノスイス デジター 105万円

一番下から“秒”、真ん中が“分”、上の7が“時”

カルティエからも、はい、ドン!↓


コレクション プリヴェ カルティエ パリ タンク ア ギシェ 342万8250円。

シンプル過ぎて逆に変な感じ。裏表間違えて着けてると思われそう。(^^;)


そして、昨日と今日の機構を合体させたものが、これだ!(『ザ・ベストハウス123』のナレーション風)

ジェラルド・ジェンタ アリーナ スポーツ レトロ 100万8000円。

ちょうど文字盤の上半分がレトログラードの60分計になっていて、60分経つとポン!と00の位置まで戻り、6時位置のジャンピングアワーの小窓がカシャッと替わります。

“ポン!”とか“カシャッ”とか擬音が多いですが、何か?

店主個人の好みから言うと、やはり時計は長針と短針の普通のやつがいいですな。
ジェラルド・ジェンタ氏が「そんなこと言わずに是非貰ってください」と言うのなら、まぁ貰ってやってもいいですがね。


ウソです!ジェラルドさん!貴方の事を尊敬しています!だから時計ください!


このブログがジェラルド・ジェンタ氏の目に留まったら奇跡が起こるかもしれないなぁ、とボンヤリ考える腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
えー、えー、どうせ小学生並みの思考回路ですよー!

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