腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



明日は今年初めてのゴルフ。
数日前から泉州のミケルソン氏と数回練習に行ってますが、一昨日の明け方、寝ていて足がツリましたが、何か?

そんなことはどうでもいいんですが、今日の“映画と腕時計”でご紹介するのは原作が空前の大ベストセラーになりました『ダ・ヴィンチ・コード』
“いまさら感”が若干ございますが...

こちら↓


この映画で主役のロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)が着けている腕時計は...

ハッキリとは出てきません。(><)期待してたのに。

原作本ではチョロッと出てきます。「ミッキーマウスの時計」...?

安物っぽい時計だなと感じた方もいらっしゃるでしょうが、店主が推測するかぎり、ラングドン教授が着けている腕時計は

“ジェラルド・ジェンタ”でしょう。


ジェラルド・ジェンタとは1969年創業。15歳からジュエラーとして修行を始め、23歳からデザイナーとしても活躍する時計デザインのカリスマです。
'69年に自らのブランドを立ち上げ、'80年代から本格的に複雑時計の製作に取り組みます。
彼の時計の代表的なモデルにミッキーやミニーをあしらった“ファンタジー・シリーズ”があります。

こちら↓
 ファンタジー・レーシング 96万6000円

こちらはミニー↓
 ファンタジー・レトロ 89万2500円

ジェラルド・ジェンタの腕時計の特徴的な機能に“レトログラード”“ジャンピングアワー”がありますが、これらの解説はまた後日。

ラングドンが着けていたのは多分ジェラルド・ジェンタでしょう。
ALBAだったりして...(><)


話は映画に戻って、皆様はもうこの映画はご覧になられたでしょうか?
ストーリー展開が速すぎて、何がなんだか分からなかったのでは?

原作を読んだらよく分かります。「シラスとはそういう人物だったのか」「シオン修道院ってそんな集団だったのか」「クリプテックスってそういう構造だったのか」などなど。
やはり原作は細かい人物描写や人間関係、出てくる小物までシッカリと説明されてます。映画では無理ですもんね。

原作者のダン・ブラウンは“ラングドンシリーズ”として小説を書いてますが、実はこの『ダ・ヴィンチ・コード』がシリーズ第2作目。“ラングドンシリーズ”第1作は『天使と悪魔』。こちらも映画化決定です。
この『天使と悪魔』にはもう少しラングドンの腕時計の描写が細かく書かれていますので要チェック。
第3作は今年出版予定の『ザ・ソロモン・キー』。楽しみです。


海外の作家で一番好きなのはジェフリー・アーチャーの腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
今日はちょっと知的な面を見せてしまったかなぁ...ニヤリ
とにかく、明日はラウンド中に足がツラないように頑張ります。

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