腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



世界大恐慌の幕開けか?

NY株式市場のダウ平均株価が1万ドルを割った。
今年の5月から坂道を転がるグレープフルーツのように転がり続け、3000ドル以上値を下げた。

今朝の東京株式市場も日経平均1万円を下回ったようです。
為替も100円を切りそうな勢いで円高が進んでいる。

確かに解散総選挙どころではなくなったような気がします。

故小渕元総理がカブを両手に持って
「株上がれ~!株上がれ~!」と言ってた頃は、まだほんの序の口だったのかもしれない。


と、そう言う店主は株を全くしないので、株で直接の影響はないが、今後更に物価などに跳ね返ってくる恐れが十分に考えられるので、少なからずダメージはあるでしょう。
何とか景気が安定するのを願うばかり。


NTT株が市場に放出されたのが1986年9月。
一株119万7千円。
日本経済のバブル経済の始まりとされています。

翌年2月、NTT株が新規上場され、初値が160万。

数年後、台湾で知り合ったおねえさん曰く
「当時はOLだったんだけど、NTTを一株買って、すぐ売りに出して70万くらい儲けたかなぁ。それでヨーロッパ周ってきたの」

女子プロゴルファーの不動裕理さんのような風貌にもかかわらず(失礼)、何とも凄い人だと二十歳を過ぎたまだ世間知らずな店主は思ったのでした。

社会人になったのはバブルが弾けた後だったので、会社の先輩や上司の
「ボーナスが7桁だった」だの、「別に臨時ボーナスも出た」だの夢のような話をよく聞かされました。

我々が生きている間は、もう2度とあんなことはないでしょうね。


いずれにせよ、政治家さんの手腕が問われます。


では、修理品のご紹介。
まずはこちら↓
 ROLEX サブマリーナ Ref.5513 200m防水 自動巻き

大阪市城東区在住のK様所有。
分解掃除、2番車交換、オシドリネジ交換、パッキン交換、防水検査しました。

1979年製のサブです。
1964年から1989年頃まで販売されたロングセラーモデル。
プラ風貌でノンクロノ、カレンダーなしですが、振動数を毎時1万9800回転にUPさせたり、リュウズガードの厚みを増したりと、使いやすさを向上させました。
このモデルにはコメックスやティファニーとのWネームが多く存在します。

続きましてこちら↓
 ROLEX サブマリーナ Ref.16610 300m防水 自動巻き

大阪市鶴見区在住のI様所有。
分解掃除、3番車交換、パッキン交換、防水検査しました。

こちらは現行モデルのサブ。
W品番なので1994年~95年製造。
ガラスの表面がスパッと平らなのはサファイアガラス採用の証拠。
クロノメーター規格を取得しているCal.3135を搭載しています。

上の写真のサブと見比べても、そのディテールに大きな変更はありません。
ダイバーズウォッチとしての基礎がしっかりとしているためですね。

皆様大事にお使い下さいませ。


ライブドア株などで一時期話題になったデイトレーダーさんは今どう思ってるのか気になる腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
既に見切っていて、スパッと一切の株取引きを止めてたら格好良いのにね。

というわけで明日はお休みです。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




加勢大周が覚せい剤と大麻所持の現行犯で逮捕されました。

1990年代のトレンディ俳優。
映画『稲村ジェーン』の主役でデビュー。
「スカッと爽やか、コカ・○ーラ」のCMで一気にブレイクした感があります。

所属事務所から独立の際、名前(芸名)が使える、使えないと裁判沙汰になったりもしてましたが...

そんな彼が覚せい剤!?
大麻!?

しかもご丁寧に自宅のクローゼットにプランターで大麻草も栽培してたそうな。

アホか!

ネギ植えろ!ネギを!

店主は先日プランター買って、自宅のベランダでネギ栽培してます。
土がまだ残ってるので、アロエでも植えるか!
(美観というより、実用性を重視してますが、何か)


そんなこんなの店主の店に、昨日遊びに来てくれました。
こちら↓
 従姉妹と息子の悠太(ゆうた)君

当ブログに時々登場するベビーギャングの貴大(たかひろ)とほぼ同じ年齢。

シュッとしてんなぁ~、最近の子は。

前もって来るって言っといてくれれば何か用意したのに...
また遊びに来てね。

注)写真の左端ギリギリに見切れているのが“高槻の鍋奉行”の叔父。

来月一緒にゴルフに行きます。
よろしく。


では、本日の修理品のご紹介。
こちら↓
 ジン 自動巻き

大阪市生野区在住のM様所有。
分解掃除、テンプ調整、パッキン交換、防水検査しました。

ジンのオートマチック・クロノグラフです。
カレンダーは日付と曜日を表示しますが、ドイツメーカーなので曜日はドイツ語表記。

M様大事にお使い下さいませ。


納豆に摘みたてのネギを刻んで食べたらスカッと爽やかになる腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
納豆ではスカッとならん?やっぱり。(^^;)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




昨日、修理品の仕上がりを引き取りに来られたお客様とちょっとした口論(?)になりました。
(口論だったら喧嘩になるが、激論と言ったほうが妥当か)


お客様の時計はオメガのスピードマスター・プロフェッショナル。
手巻きのスピマスです。


お客様「今回のOHではパーツ交換はしなかったんですか?」

店主「消耗品のパッキンなどは交換しましたが、その他のパーツの交換は今回なかったですね」

お客様「他の人から聞いたんですが、一流ブランドの高級時計は定期的にOHしていたら、パーツの交換しなくても一生大丈夫って言ってましたけど、これも大丈夫ですか?」

店主「パーツの中には消耗するものもありますので、いくら高級品でも一生交換しないでも大丈夫なものはありませんよ」

お客様「じゃあ、よく雑誌とか時計屋さんで『この時計は一生ものです』って言うのはウソですか?」

店主「いや、ウソではないでしょう。例えば、このオメガの時計をキチンとメンテナンスされていたら、やがて息子さんにあげることもできますし、その息子さんが『これおじいちゃんが使ってたオメガ』と、お孫さんに受け継ぐこともできる。それって一生ものじゃないですかね?」

お客様「でもパーツを交換するということは一生ものと違いますよね」

店主「え?」

お客様「パーツ交換したら違うものになっちゃうでしょ?」


お客様の言われる“一生もの”の定義は、買ったときのままの状態を一生保つというもの。
それは毎日使っている機械製品(しかも精密機械)には厳しい条件です。


きちんと定期的にメンテナンスするのはもちろんのことですが、長年使用していると消耗してくるパーツが必ずあります。
歯車類、ゼンマイ、パッキン類など消耗品はたくさんあります。

消耗パーツを交換せずに一生使えるか?
難しいところですが、まず精度が落ちるでしょう。
更に使い続けるとやがて動かなくなる場合もあります。

一生使い続けるならば消耗パーツや不良パーツはキチンと交換して、ベストの状態を保つことが肝心です。


実際に時々
「おじいちゃんが使ってたらしい時計が引き出しから出てきたんですが、修理できますか?」と持って来れれるお客様がいらっしゃいます。

そういう時計って大概が何年(時には何十年)も放ったらかしで、偶然出てきたから持ってきた、みたいな時計が多いです。

機械物で一番ダメなのが放置プレイ
長期間動かさないのはよくありません。


お客様のスピードマスターはまぎれもない“一生もの”です。
大事に使い続けて下さいませ。
時計も喜びます。


ひとつのものと長い間付き合っていくのは難しい。
その秘訣の一つは“妥協”である。 ~腕時計修理専門店トゥールビヨン店主


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




大相撲が土俵の外で揺れています。

昨日、横綱・朝青龍が原告の一人として法廷に立ち「全て真剣勝負。八百長は一切やってない」と証言したようですが...


やってるでしょ。

全部ガチンコでやってたら怪我人続出ですがな。

2ヶ月に一度の場所、そして地方巡業では興行相撲。
皆気心知れた仲間ですよ。

やってますって。
店主なんか中学生くらいの頃から
「あぁ、やってるな」って思ってましたもの。


朝青龍も“注射”という意味を知ってますか?と聞かれ
「知りません」はないでしょう。
ちょっとした相撲ファンなら誰でも知ってる。

相撲協会から「何でもかんでも聞かれたことには“知りません”と言え!」と言われたの?
と勘ぐりたくなりますよ、逆に。


プロレスとまではいかないが、相撲もショービジネスだと割り切って見ないとねぇ。

一番悪いのはそんなこといちいち書く週刊誌。
エエやん、八百長あっても。
場所が盛り上がるんだったら。
観客が大喜びしてるんだったら。

「カッパが出た!」とか「ツチノコ発見!」レベルのネタなら「マヂで!?どこに!?」と興味をそそられます。

「大相撲に八百長」って書いてあっても、それは
「宇宙人はいる」と同レベル。

八百長はあるし、宇宙人もいる。
八百長が無い方がおかしいし、宇宙人がいない方がおかしい。


ま、相撲界に一言言うならば、素人にも解る様な八百長はやめてねってとこですかね。


ちなみに相撲の隠語で“金星”とは美しい女性を指し、“銀星”はちょっといかす女性のことだそうな。

まぁ、どの業界にも“隠語”はあります。
芸能界、飲食業界、警察関係、ホテルやデパートのサービス業界...

デパートなどで店員さんが同僚に「1番行ってきます」と言えば「トイレに行く」という意味。(ムラサキ、ピンクなども同意語)
8番なら食事休憩。(アリキュウとも言う)
会社や店舗によって色々違うようですが。

店内放送でも「雨が降ってきた」や「不審者(万引き常習犯)が来た」などのBGMがあるそうな。

今度デパートで店員さんに「一番に行きたいんですけど、どこですか?」って聞いてみて下さい。

時計修理業界にもあるかなぁ?
店主が以前お世話になっていた岸和田の店ではベンジンのことを何故か“聖水”と呼んでました(笑)


仕事が終わったらチンカチンカに冷えたルービー飲みたい腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




今朝6時半頃、あまりの寒さで無意識の内に押入れから掛け布団を出して被ってた店主です。

朝いつもの時間に起きて掛け布団を見たとき、人間の計り知れない可能性を感じました。


明け方寒っ!

寝る時は薄い毛布一枚被っているのですが、寝ている間にどこかに行ってしまっている。
こんなのが数日続いたら確実に風邪引きます。

皆様もお気を付けて。


昨日の夕方、以前ROLEXのOHをご依頼いただいた東大阪市在住のT様が来られた。
T様はここ“フレスポ東大阪”の近くの車の整備工場に勤務されていて、昨日も仕事着(作業着)で来られた。

T様を見たとき
「あれ?ROLEXの調子が悪くなったのか?」と思ったが、ちょっと違った。

T様「今日は別の時計の修理の相談なんですが...」と写真を出された。

普通紙にデジカメで撮った4枚の写真がプリントされている。

車の写真。
かなり古い車。
アメ車...ですね。

インパネの写真もある。
さらにUPの写真には時計。
縦長で四角いアナログ時計。
レトロ感120%。

そう、車のインパネに設置された時計の修理のご依頼。

T様「ブログネタになるかなぁ、と思って」

なります!なります!なってます!(笑)


店主「動かないんですか?」

T様「動いたり止まったりするみたい」

店主「電源は?バッテリーからですよねぇ?」

T様「12V」

店主「直せるかどうか解らないですけど、一度お預かりします」

T様「じゃ、外して持ってきますわ」

車はケネディ暗殺時に乗っていたのと同車種だそうな。
フォード社のリンカーン・コンチネンタル。
ケネディ元大統領が暗殺された時のリンカーンはオープンタイプでしたが、T様の持ってこられた写真を見たら屋根付き。
1960年代初期のモデルとしたら約50年前の車!?
OHしてレストアしてピカピカになったのに乗ったら気分は「よっ!大統領!」ですね(笑)

T様お待ちしております。


もっとネタを~!もっとネタを~! 残念ながらゲーテは読んだことない腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
注)ゲーテ臨終に際した言葉「もっと光を!もっと光を!」

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




10月に入りました。
9月は30日までしかなかったので、お持ちの腕時計のカレンダー、一日ズレてませんでしょうか?
今日は2日ですよ。

ということで、昨日の10月1日は水曜日でお休みでした。

毎月1日と言うと...映画の日

1000円ということで見に行ってきました!
これ↓
 『ウォンテッド』

チケットのシート番号をよ~くご覧下さい。

14席...?

いいや、そこではない。

そう、C列

映画が始まる20分位前にチケットカウンターに行って
「ウォンテッド、大人一枚お願いします」と言ったら、係りの女の子が
受付嬢「え~っと、スクリーンから一番離れているのが...ここです!」と申し訳なさそうに座席表の前から3列目を指差しました。
3列目のほぼ真ん中、14席。

3列目はちょっとキビシイんでないの?
う~ん、と唸っていると

受付嬢「他には~...」

おぉ~!、もうちょっと見やすい席があるのかい!?

受付嬢「ここです!」

同じくC列の左端から2つ目の席。

店主「真ん中の14席でいいです」

公開したばかりなので比較的大きな箱(劇場)で、スクリーンも大きいのが逆に災いでした。
字幕を追うのにこんなに目をキョロキョロさせたことは台湾にいた頃、『エイリアン2』を見て以来記憶にない。

展開の早いアクション映画なので、画面を見ながら近距離で字幕を追うのは至難の業。
見終わった後はいつも以上にグッタリしました。
心なしか眼球が痛い。

映画の内容についてはいつものごとく公開中なので伏せますが、店主の目的は別にあります。
そう、皆様も期待していると思う“アンジェリーナ・ジョリーは劇中どこのブランドの腕時計を着けているのか?”です。

え~、結論から言いますと、彼女が車を運転中にチラリとSSブレスが映っただけで、どこの腕時計か全く判らずでした。
申し訳ない。
しかも彼女が腕時計を着けているのはその1シーンだけで、あとは着けてなかった。
しかもしかも彼女が主役の映画ではなかったし。

主役は会社や私生活に嫌気がさしている気弱なウェスリーを演じるジェームズ・マカヴォイという若い役者。

彼はCASIOのデジタル時計(G-ショックではない)を着けてました。
それもラスト近くなって腕時計が大写しになるシーンが数回出てきました。
何種類かUPになりますが、どれもチープなデジタルウォッチ。(CACIOさんごめんなさい)

エンドロールの協賛メーカーに“CACIO”の文字が出るかと思ったが出てこず。
近すぎて見落としたのか!?


いずれにせよ、もう一回くらい見ないとよく判らん(^^;)

半年待てばDVD化されるんですけどねぇ。

まぁ、アクション映画好きにはお薦めの一本です。


映画の日をナメてはいけないと思った腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
だいたい普段の1800円ってのが高すぎるんですよ!
ねぇ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


   次ページ »