ni-tomoの日記

日々のモチベーションの源をダラダラとつづってます

『超能力者』

2012-03-10 23:58:29 | 映画の日

Photo シネマート新宿でカン・ドンウォンとコ・スの『超能力者』を観賞してきました。

美しい男優2名の共演ということとドンウォンくんの兵役前の作品ということで、韓国ではかなりヒットした作品です

自分が見た人間を思いのままに操れるチョイン(カン・ドンウォン)。特異な能力を持っていたために幼い頃母親に殺されかけた過去を持ち、誰と接することも無く孤独な日々を送っていた。ある日、自分の能力が通用しない相手ギュナム(コ・ス)と出会ったことで、2人の人生が交わり対決を迎えることになるが・・・・という話。

2時間弱のこの作品を見るのは、結構しんどかったです。ドンウォンくん目当てで見たのですが、痩せて義足を付けてるし、性格は陰湿で暗いのに破壊的・・・、コ・スさんの方も常に血だらけで苦しんでいる姿が多くて、視覚的に2人の美しさを堪能できる機会はほぼ皆無状態

ストーリーもハッピーエンドとは思えずシュールな怖さを感じたけど、哀切感がジワジワとやってきて「この作品、嫌いじゃないかも・・・」と思えてきました

特異な能力を持っていることで「化けモノ」という表現がよく出てきたけど、能力だけが特別であとは普通の人間と同じというところに私は哀しさを感じました。心も体も普通の人間と同じだから「化けモノ」になりきれない。他者が介在しない孤独の世界しか知らない男が感じた恐怖と望んだことは何か、大切な人の存在を理解している男が無くしたくないモノと守っていきたいモノは何か・・・特異な能力を持った2人の男の人生が、胸にズドンと迫ってきます

それにしても、ドンウォンくんの作品選びの素晴らしさは才能の1つですね。映画出演を重ねるごとに俳優としてのハードルを自ら上げてしまう役を選び、今までの作品で見せたことが無い別の顔を見せてくれ、興行的にも成功してしまうなんて、スゴい俳優さんです。ドンウォンくんが戻ってくるまで、もう少し。ちゃんと待ってますからねぇ

◎映画館のロビーで衣装展示してました。コ・スさんもドンウォンくんも体が細くて足が長いことが衣装からもしっかりわかります


『アジョシ』

2011-09-25 00:19:11 | 映画の日

2010年の韓国No.1のヒット作品『アジョシ』を観賞。

哀しい過去を抱えながら、世間から離れひっそりと質屋を営むテシク。1人っきりの彼の生活に入って来るのは隣家の少女ソミだけ。母親にも相手にされず貧しい暮らしをおくっているソミは友人もなく周りの大人からも疎まれているが、テシクはソミを拒まない。ソミの母親が犯罪組織から麻薬を横取りしたことからソミと母親が誘拐される。ソミを助けるため組織に乗りこむテシクだが、いろいろなワナが仕掛けられていて・・・という話。

少女を助けるために1人で犯罪組織に乗りこんでいくという展開からか、韓国版「レオン」と評してる人もいるみたいだけど、私はレオンと似てるとは思いませんでした。レオンは「愛を知らない男」が少女と心を通わせたことによって少女を救いにいくけれど、アジョシは「愛を無くした男」が主人公。かつて人を愛したことがある男だからこそ、愛に飢えている寂しい少女のために動き出せるのです。レオンは自分に愛を教えてくれた少女に対する殺し屋の愛情を描いてるのに対し、アジョシからは少女に対し「生きて人を愛してほしい、愛されてほしい」という父性愛を感じます。レオンもアジョシも、少女が1人で生きていく決意をしてラストを迎えるのだけど、アジョシの方が生きることへの想いが強く感じられました。

R15指定されてるだけあって、臓器売買や薬物斡旋といった物騒なシーンやアクションシーンは残虐で凄絶。血が飛び散る殺人シーンと美しいウォンビンのルックスのアンマッチさが、この映画の魅力ですね。ウォンビンの名前と顔は以前から知ってたけど、作品はあまり見たことがなかった私。「秋の童話」で見た時はアイドルのような甘過ぎるルックスが好みじゃないな・・・と思っていたんだよねぇ。しかしですね、『アジョシ』を見てあまりの美しさにビックリ。しかも、ただキレイなだけではなくて、男性的な色気がバシバシ出てるんです。元特殊部隊要員という設定でかなり長い時間をかけて体作りをしたということだけど、ハンパじゃない肉体美、美しすぎる腹筋にウットリ。そして映画後半、組織に乗りこんだウォンビンが銃やナイフ、拳で戦って血だらけになり心身共にボロボロになっている姿がとってもセクシー。・・・と、ルックスばかりの話になってしまったけれど、もちろん演技力も素晴らしい。感情を感じさせない空っぽの瞳から、悲しみに溢れた瞳、そして怒りに満ちた瞳と、目の演技が印象的です。

「アジョシ」は「おじさん」という意味。映画の始まりから終わりまで「隣家のアジョシ」と「少女」という距離感は遠くなることも近付くことも無くそのまま。世間一般の「アジョシ」像からかけ離れているウォンビンだけど、ウォンビンが作りあげた「アジョシ」によって、この映画は成り立っています。

ストーリーもウォンビンの美しさも期待以上の作品でした。見てヨカッタです


『チョン・ウチ~時空道士~』

2011-07-10 22:31:56 | 映画の日

カン・ドンウォン主演の『チョン・ウチ~時空道士~』を見てきました。韓国で大ヒットしたこの映画。見たい、見たい、と思っていたけど、やっと見れましたぁ

今から500年前、師匠殺しの濡れ衣を着せられて掛け軸の中に封印されてしまった道士チョン・ウチ(カン・ドンウォン)。現代のソウルに妖怪が現れたことをきっかけに、チョン・ウチを封印した仙人3人組が、妖怪退治のためにチョン・ウチの封印を解きソウルに呼び出す。何で、現代に妖怪が出てきたのか?チョン・ウチは師匠殺しの汚名を晴らすことができるのか?チョン・ウチの封印を解いた本当の狙いとは??というストーリー。

500年前の道士姿のドンウォンくんと現代の赤いライダースジャケット姿のドンウォンくんが見れるだけで満足と思ってたんだけど、ストーリーがとってもおもしろかったです。『義兄弟』も素晴らしい映画だったけど、ドンウォンくんの劇中ファッションが地味過ぎたことと笑顔が少なかったこともあり、『チョン・ウチ』の弾けまくりのドンウォンくんは「キター」って感じで大興奮。戦う相手を前にして「今度の私は一味違うぞ」とニヤリとするドンウォンくんは胸キュンです

チョン・ウチはいつも軽口ばっかり叩いてるんだけど、「このことって、あの時言ってたアレなの??」とか「あの幻は、これを見てたからかぁ」などなど、ちゃ~んと映画の中で答えが出てくるの。風呂敷を広げっぱなしで畳み方を観客に委ねる作品や「その畳み方はフェアじゃない」っていう作品も結構あるけど、『チョン・ウチ』はとってもわかりやすい娯楽作品に仕上がっています。

それから忘れちゃいけないのが仙人3人組。チョン・ウチの封印を解き、ウチを利用しようと周りをうろちょろするんだけど、なんだか『踊る大捜査線』の「スリーアミーゴス」に見えてきて可愛かったです。

Photo_3 劇場ロビーに衣装が展示されてました。来週以降は現代Verのライダーススタイルがお目見えするそうです。劇中の現代ファッションは、かなりツボでしたドンウォンくんのスタイルの良さが堪能できますよぉ。

来月、シネマート六本木で「カン・ドンウォン祭第1弾」が開催されるんですよね。「デュエリスト」「M」「義兄弟」が上映されるとか。チョン・ウチを見た後なので、踊るように殺陣を行う「デュエリスト」のドンウォンくんを大スクリーンで見たくなっちゃった

来年は「超能力者」の公開と「カン・ドンウォン祭第2弾」が決定してます。そして、その後は・・・ドンウォンくんが兵役から帰ってくるよぉっっ


もらった

2011-01-22 10:21:44 | 映画の日

Photo 会社の韓流好きなお姉さま方も「義兄弟」を見に行っていたようです。

来場者プレゼントとして先着50名に配布していた義兄弟写真。私はもらえなかったので、ありがたくいただきました。

来場者プレゼントの写真は「ドンちゃんの美しい小顔アップ」とか「長い手足が堪能できる全身像」とか勝手に期待しちゃったけど、仕方ないよね・・・これで充分です


『義兄弟 SECRET REUNION』

2011-01-16 22:56:43 | 映画の日

ソン・ガンホ、カン・ドンウォン主演の『義兄弟』を見てきました。まさか田舎のシネコンでドンちゃんの映画が見れるとは思わなかった・・・

「北」の工作員と「南」の国家情報員。工作員による襲撃事件で2人は出会う。6年後、工作員は組織から裏切者扱いされ、「北」へも帰れず北に残した家族を思いながら「南」で潜伏生活。国家情報員は襲撃事件の責任を負わされクビになり、探偵業を営んでいる。この2人が偶然出会い、6年前のお互いの立場を認識しながらも共同生活をしていく話。

同じ言葉を話すのに生まれた場所が「北」と「南」ということだけで何が違うのか。「北」と「南」はお互い理解しあうことができないのか。2人が生活を共にしていく中で、大切にしたい想いや守りたいものは同じなんだということがわかってきます。2人の心の通わせ方が時に切なく、時にユーモラスに描かれていて、重苦しい映画にはなっていないです。スピード感があるので、重苦しいと思う暇すら無いって感じ

ドンちゃん目当てで見た映画だったけど、とても良い映画でした。ラストは甘すぎるかな・・・とも思ったけど、現実の南北間の問題は映画以上に緊迫状態。だからこそ、平和への願いを込めて映画のラストはあれでベストでしょう

ソン・ガンホの演技の巧さと作品の選び方はさすが。ホントにはずさない俳優さんだよねぇ。ドンちゃんが大先輩ガンホに負けない演技を披露してたことが嬉しい驚き。特に目の演技がヨカッタです。

洗いざらしのTシャツにダボダボパンツでもスタイルの良さは隠せない帽子とマスクをすれば顔の小ささが際立つと、ドンちゃんらしさも随所で堪能させてもらいました。どの出演作品にも共通してるんだけど、ドンちゃんには品の良さが感じられるんですよね。その品の良さから生じる佇まいが、謎めいた人物や非日常的な人物を演じる時にマッチングするのかなぁと思います。

昨年11月に入隊したので、ファンとしてはしばらく淋しい時間を過ごすことになるけれど、ドンちゃんが帰ってくるまで待ってるからねぇ