ni-tomoの日記

日々のモチベーションの源をダラダラとつづってます

『ぼっちゃま』

2011-05-29 23:25:32 | 舞台観賞の日

Photo パルコ劇場で稲垣吾郎主演の『ぼっちゃま』を観賞。

時代は昭和25年の東京。父親の形見を売ったお金で酒を飲み女と遊び自由気ままな生活を送りながらも、旧家の長男としての責任を果たすために母親が違う姉妹夫婦や弟、自分の愛人を巻き込んで自分勝手にぶんぶん振り回す話。

ゴローちゃん演じる「ぼっちゃま」が強烈。女と酒にだらしない、1人じゃ淋しくて何もできないから姉妹夫婦と弟を呼び付けて本人は叱咤激励してるつもりなんだけど周りは不愉快になるだけ、戦後から数年経っているのに時代に乗り遅れてる・・・・と、とんでもない男のはずなのに、なんでだか憎めない。

結婚しても他の女に手を出すなんて不誠実極まりない行為なのにそれぞれの女への愛から感じられる誠実さ、逃げ出すことはカッコ悪いと知っていながらそれでも逃げ出す潔さ、姉妹夫婦や弟がぼっちゃまの財産目当てと知りながら、金を与えその先にある心のやりとりを追い求める純粋さ、この複雑さが矛盾することなく魅力として備わっているのが「ぼっちゃま」なのです。

そして、この「ぼっちゃま」を見守るのが白石加代子さん演じる乳母の千代さん。ぼっちゃまの理解者で絶対的な味方です。千代さんの「ぼっちゃま」という呼びかけと、「千代さん」と答えるぼっちゃまの空気感がスゴく良いのです。この2人だけ、世間から取り残されてるというかズレてる感じがするんだけど、この2人を見てると「それでも幸せならいいじゃないか」「生きていく強さがあればいいじゃないか」と思えてきます。

基本はホームドラマで笑いあり、涙あり、最後はこの時代を前向きに生きていくために必要な強いメッセージを感じます。2時間15分、夢中になって見ました。河原雅彦さんの演出はリズム感があって、全く飽きないです。舞台俳優としてのゴローちゃんの魅力がおもいっきり詰め込まれた脚本とそれを舞台上で輝かせる演出が見事な作品。間違いなくゴローちゃん史上、最高に素敵な作品です。ぜひぜひ、再演してほしい。もう1回!どころか、2回でも3回でも見たい

劇場入りする前まで「今回の席は悪いなぁ・・・」とかなり凹んでたのだけど、実際の席配置を見てビックリ。パルコ劇場ってA列の前にXYZ列を配置してるんですねぇ。そんなわけでZ列の私は前から3列目。かなりの至近距離でゴローちゃんの粋なぼっちゃまっぷりを堪能しました。カーテンコールで「今日は雨が降ってるので、髪がチリチリです。」という「らしさ」溢れる挨拶をしたかと思えば、「雨が降ってるから気をつけてお帰りください。」と観客への思いやりも忘れない。こんなゴローちゃんだから応援したくなるんですよね。笑顔で手を振るゴローちゃんからはとっても優しさが感じられました。


『君には絶対恋してない』②

2011-05-28 00:04:09 | TVの日

Photo 遂に、遂に、21話から最終話まで見ましたぁ

もう、ユーピンったら・・・っつうかジェリー王子ったらカッコよすぎ

今週は、ひたすらリピして見まくってました。どんなに残業で帰りが遅くなっても、ユーピンに・・・ジェリー王子に会いたくてねぇ・・・癒されるんですもの。どんだけリピしたかというと、ジェリー王子が歌うOP曲を一緒に歌えるようになったくらい

21話以降はグオとユーピンのハッピーエンドに向かって突っ走ります。ユーピンと縁りを戻したいホイファンのために、クージョンが自分とつきあったという事実を知ってしまったグオ。純粋なグオにはツラすぎる現実なんだけど、グオが傷つけば傷つくほど、ツラくなればツラくなるほどユーピンが素敵になるのだぁっっ「グオに何かあったら許さない」とホイファンに怒りをぶつけるユーピンがいいっ

大好きなグオとつきあうことになったユーピンがストーカーまがいのことをしちゃうところもカワイイ。女にモテまくって美人女優とつきあってたくせに、なんでグオに対してはあんなに不器用になっちゃうんでしょう、初めて女の子とつきあった中学生みたいになっちゃうんです、あのジェリー王子が。ストーキングされて腹を立てたグオが「(ユーピンを)いつでも呼び出したら?」「(ユーピンの)メールチェックしたら?」と言ったところで、ユーピンの答えは「かまわないよ」って、どこまでグオに甘いのよ・・・。でもさ、ユーピンにストーキングされるなんて幸せだよねぇ、それを「ホントにホントにホントにムカつく」って言っちゃうグオってスゴいわ。

ストーリーの萌えポイントをもっと書いておきたい気もするけど、毎週BSジャパンの放映を録画してゆっくり見ていくので、また近いうちにでも。だって、BSジャパンの放映分はこれから本格的に四角関係に突入だもんね。ユーピンのグオに対するラブラブ攻撃と甘やかしっぷりがこれからどんどんパワーアップしていくんだもんっっ

あっ、これだけは書いておこう!!ユーピンのピンクシャツ姿がすっごく好きだぁっっ


キティ×ケーズデンキ

2011-05-23 21:58:18 | キティの日

Photo のFAX電話の調子が悪くなってきたので、ケーズデンキに買いに行きました。

会計の時に

「クジをひいてください」

と言われ、とりあえず『えいっ』とひいたら

「おめでとうございます

と、キティちゃんのトートバッグをもらった

よくよく見るとミミィちゃんがケーズデンキの買い物袋を提げてるの。キティとケーズデンキのコラボってすごい


『君には絶対恋してない』

2011-05-21 00:23:09 | TVの日

韓流・華流ドラマを見始めると、すぐに作品や役者さんにハマってしまう私ですが、その中でも2~3年に1回くらい廃人になってしまうくらいハマる作品に出会います。韓流ドラマの『宮』以降は、なかなかそこまでハマる作品はなかったのだけど、久々に来ました

華流ドラマ『君には絶対恋してない』

このベタなタイトルのドラマに、まさか自分がここまで夢中になるとは想像もつかなかった。全28話でBSジャパンで放映中。主演は台湾のスーパーアイドルグループF4のジェリー・イェンです。

ジェリー王子演じる冷徹な弁護士ユーピンにはトップ女優ホイファンという彼女がいるんだけど、別れちゃう。で、家政婦としてやってきたグオにどんどん惹かれていくんだけど、ユーピンとよりを戻したいホイファンが自分に気があるクージョンを使ってグオとユーピンの仲をいろんな手で邪魔をする・・・と四角関係の恋愛模様のストーリー。

数年前に台湾に旅行に行った時にガイドさんが「台北のホテルは今日も明日も満室ですよ。なぜならF4がイベントをやるんです。アジア中からファンが来てますから。」って言ってたのを最近思い出しました。もちろんF4の名前は知ってたし、人気があることも知ってたけど、そんな話をされても当時の私は興味が無く聞き流してた・・・・でもね、ジェリー王子の美しさを知ってしまった今だったらとても平常心じゃいられない

毎週見てるうちに、どんどん夢中になり週1回の放送が待てず、近所でDVDをレンタルしてきて20話まで観ました。早く最終話まで観たいのに、いつもレンタル中。お願いだから、早く返してください

ユーピンことジェリー王子のグオに対する行動がキュンキュンしちゃうんですよ。トップ女優と付き合ってた冷徹弁護士が、平凡な女の子に夢中になっていく様がカワイイ。「困ってる」と言われちゃえば、家でくつろいでても車を走らせるし、何だったら警察まで出動させちゃう。彼女のためなら手品もマスターするし、風水にだってすがっちゃう。そして彼女を想うあまり、泣いちゃうのぉ。ジェリー王子が涙を流すのぉ。美しい美しすぎるっ

20話までの経過は・・・ホイファンとユーピンが元サヤにおさまるように、グオと付き合い始めたクージョン。グオは「(クージョンとの交際は)自分の人生で一番幸福なこと」と言いつつも、ユーピンが気になる。愛するホイファンのためにグオと付き合うことにしたクージョンだけど、グオの純粋さに惹かれ始める。グオはホイファンに頼まれて、ユーピンとホイファンの仲をとりもとうとしてるし、果たしてユーピンのグオに対する想いは通じるの???もちろん、ドラマのエンディングは想像つくけど早く見たいのよぉっ早く返却してよぉっ

と、ドラマにすっかりハマってますが、なんでこんなにハマったかって言ったらジェリー・イェンがカッコイイからですね。これに尽きます。だってホントに美形なんだもん。しばらくジェリー王子にどっぷり浸かる日々が続きそうです


『スウィーニー・トッド』

2011-05-15 23:18:18 | 舞台観賞の日

青山劇場で『スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師~』が開幕したので、初日に鑑賞してきました。

無実の罪で流刑された理髪師が、名前を変えて、かつて自分が住んでいた街に戻り、自分を陥れた人に復習していく話です。

ひげを剃られたり、髪を切られる時の客が無防備になるその時に、理髪師の商売道具である剃刀を使って復讐することを思いつくのだけど、死体の始末に困る。理髪屋の下は理髪師に気がある女が経営するミートパイ屋。ってなわけで・・・・と、結構グロい話なんだけど、復讐の方法や死体の始末が怖いというよりは、強い思いに取りつかれた人間って怖いなって話です。

復讐を行おうとする人にとって、その行為は正義。自分が善と思っていても、別の人からは悪と見られるわけで、他人には愛情なのか狂気なのか理解できないですから。

主演の市村正親さん、大竹しのぶさんの演技が素晴らしかったのはもちろんだけど、2007年上演時と全く鑑賞の観点が違ってしまった私。そう、なぜなら2007年の時は武田真治さんをマークしてなかったのだぁ。私が真治さんに夢中になったのは、その翌年の2008年から。2007年当時の真治さん演じるトビーは残念ながら思い出せない。思い出せないってことは、そこそこイケてたんだと思うんだけど、なんてもったいないことをしていたんだぁ

そんなわけで、今回はトビー登場から気合いを入れて見ましたよ。頭が弱くて純粋なトビーの声を聞いた時は、ブラッド・ブラザーズのミッキーを思い出しました。初日の真治さんは、声がしっかり出ていて(高音もOK)、動き回って、すっかりトビーとして出来あがっていましたね。すっかり真治さんファンの目線に変わってしまったせいか、「トビーがいなきゃぁ、スウィーニー・トッドの世界観は語れない。あの怖さも哀しさもトビーがいなきゃ無理。」って思うほど、トビー、トビー、トビーで舞台を見てました。だって、ホントにそうなんだもん

初日はトビーを見過ぎたので(笑)、次回はトビーの一点集中ではなく舞台全体を見て楽しみたいです。次回は楽日近くに見に行きます。公演回数を重ねるごとに、また見所が変わってくるかもしれないし、真治さんはもっと素敵になってるだろうし、楽しみです。