日生劇場でミュージカル「プリシラ」を鑑賞。
劇場に入ると、ピンク色のライトが輝いていて、妖しいプリシラワールドになっていました。
94年公開のオーストラリア映画のミュージカル版で、
公開当時に見た映画についてはストーリーを忘れているところもあり。
そんな感じで鑑賞したミュージカル版は「あぁ、そうだった
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」と映画を思い出しながら
楽しく見てきました。
3人のドラァグクィーンが旅をしながら、それぞれの生き方や愛を見つけるストーリー。
偏見の中で生きていくツラさや苦しさがあったり、その中でも「自分らしさ」を貫く強さと
貫くことで得られる「愛」が歌だとダンスと笑いで描かれています。
色鮮やかな衣装とみんなが知ってるナンバー、そして素敵なハッピーエンドって
年末に見るにはもってこいの作品。
カーテンコールでは出演者と観客が一緒に踊り、とっても楽しかったです。
・・・と、ミュージカル作品としてはすっごく素敵だったけど
「プリシラ」という作品で考えると、映画版の方が私は好きです。
ミュージカル鑑賞後、DVDで映画を見直したのだけど
毒気が強くシュールな世界観がたまらなく魅力的。
ただ楽しいだけではない、バカなことを言ってるだけではない、
ドラァグクィーンの悲哀が奇抜な衣装と過激な言動を通して伝わってくるのです。
映画もミュージカルもラストシーンは同じですが、
映画版の方がよりプリシラの世界を伝えています。
ミュージカルを見て「プリシラ」を知った方にも、ぜひ映画版を見ていただきたいですね