田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

食品偽装

2009-01-27 15:22:54 | よもやま話・料理編
先日(1/21)又も、キャセイ食品・社長、食品偽装で逮捕。
熊本の老舗・熊本缶詰も、竹の子偽装で閉店。
まァ、我々から言わせて貰うと、安い缶詰の竹の子は中国産に決まっているのに。
国産と信じる方が、おかしい。
だいたい昔は、そんなものダマされる方が悪かったのですが。

昨年の食品偽装で、特に目立ったのが 『 吉兆 』
あのササヤキ女将の船場店でした。
昔は、決してあのような店ではなかった。
今日は、そんな昔の本当の ( 銭もうけに走らない ) 吉兆を御紹介しましょう。

今から、35年程前の7月22日。
松山閣の女将さんに連れられ、調理場(ヒゲも)全員で向かいました。
まだ、先代の御主人の指揮の時代だった 『 京都・吉兆 嵐山本店 』 に。

     

薄暗い部屋に通され、最初の前菜が運ばれ、我々は目を疑った。
砕氷を敷き詰めた箱の上に、細竹で格子状に組んだ竹垣が立ててある!!
そして、竹垣には本当の朝顔のつるがからんでいる!
さらに、格子の空間には朝顔の花の形の器が三個、配置されている!
それぞれには ・・・ 
  すっぽんの煮氷り、 山桃のワイン漬、 ひすい銀杏(なんと早いはしり物)
我々は、声までも失った。

       《 その時のヒゲのメモ 》

中略して、次は焼き物のお話を ・・・
笹でおおわれた焼き物が一盛りになって出て来た。
底の方には、保温に炭火が置いてある。
笹を取ると、軽く煙が上がり、 “ 稚 ” アユが一人一匹(!) 現れた。
尾ビレにも化粧塩がない塩焼きだ。
タデ酢は、たっぷりのタデが使ってあって、色が濃い。
食べ終わるタイミングを計って 「 もう一匹、お代わりを焼きましょうか? 」
と尋ねて来る。
どこぞの店の、焼き魚の “ 使い回し ” 等とは、180度違うのだ!!

  
コメント
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