田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天然物 ~ 刺身盛り合せ

2009-01-20 14:08:50 | よもやま話・料理編
皆さんもそうでしょうが、ヒゲも和風の店に入ったら、刺身盛り合せを注文します。
ビールを一杯だけ飲んだ後に刺身が出て来ると、そこで、日本酒の燗(又は冷)を
頼むのが、酒飲みの楽しみのひとつ。


さて、今日は大相撲も九日目(1/19)。 熱戦が期待される取り組みが多くて嬉しい。
相撲を観ていて盛り上がるのは、 “ 一直線の花電車の押し出し ” や
“ 豪快な上手投げ ” ばかりではありません。
下位力士どうしの二転三転する攻防戦など、特に拍手が多い。
客が一番 “ シーン ” とするのが、 “ 肩透かしとかハタキこみ ” 等の
“ 汗をかかない ” 取り組みだ。


ヒゲの注文の盛り合せが出来上がってきた。
あァー、・・・ ヒゲにツライのは、その中に “ 輸入サーモン ” の切り身が
入っているのを見た時だ。
サーモンを見たら、ガッカリする。 その御店じたいにも。
ヒゲにとって、サーモンは “ 油の味 ” はあっても “ 汗の味 ” を感じないのだ。
                                        

ヒゲの主張はこうだ!
サーモンを必ずしも否定するものではない。
これは、シケの日とか夏の種類が少ない時に使うのは、仕様がない。
しかし、ここは長野県の山中ではない。 豊富な海の幸がある熊本県なのだ。
今の時季なら、白身を中心に、
                           寒サバ
          ひいか、 生アミ、 貝類、

                   サヨリ、
          コノシロ、 ふのこ海老  ・ ・ ・

どれか一品でも入っていると、熊本らしい盛り合せが出き上がる。
これらの中には、たった一晩限りの物も多いし、何よりも手がかかる。
まさに “ 汗まみれ ” の味だ。
電話一本で片が付いて、鮮度も脂の乗りもサイズも気を使わないサーモンは、
誰でも使いたがる。
そこをグッとこらえて、市場に出て、寒風に手をかじかませて選んでこそが、
仕事ではないでしょうか。
そんな店をなくしてしまって、 お客様、 ゴメンナサイ。



コメント
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