田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

お客様お問い合わせ ~ アンサー編

2009-01-28 16:47:00 | よもやま話・酒編
開店して3年程たった頃です。
今時分は、一合弱 = 350円の燗付けが結構でてました。
カウンターのヒゲと浪やんは、目の前のお客様との会話、天ぷら揚げ、酒の燗付け等、
バタバタと仕事に追い回される日々でした。

   

そんなある日、某データ社のコガちゃんが、4人で小上がり席の雪に。
何度か、酒の燗付けをお待たせしたこともあるお客様です。
燗酒好きの酒飲みにとって一番辛いのは、相手に酌した時に1~2滴しか残ってない時です。

コガちゃん達も、ビールから燗酒に変わりました。
そして、空(カラ)になったトックリを持ち上げた (酒がないよ、お代わり) 瞬間でした。
田園のサービス嬢が、ニコッとして、二本のお酒を持って行ったではないですか!!

やがて、ヒゲも飲み方に巻き込まれます。
コガちゃん 「 マスター、何で酒の無くなったのが解ったつね? 」
ヒゲ 「 よ~く見ていると、 トックリの “ 傾き具合 ” で残量の解っとですよ。
     お銚子が水平に近い頃に付け始めると、ちょうどよかごたるですよ。 」
・・・ 盛り上がりは最高潮に ・・・ ヒゲ 「 浪やぁん、 お酒ないよぉ!!」

こうして、今まで後手に回っていた仕事を、先手、先手と走る事が出来始めました。
店のおやじ(店主)がこうした気遣いをすると、ようしたもので、サービスの女性も、
コマメに部屋をのぞいて、飲み物の “ 切れ ” にも注意を払うようになりました。


「 田園の代わりに使えるような店を教えて。 」 とよく問い合わせがあります。
「 料亭ほどのサービスは要らないが、軽く接待したい事が多くある。
  居酒屋さん風が増えて、焼酎も自分達で作らなんし、話が途切れるもんね。 」 と。
なかなか、思い当たりません。 

コメント
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