田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

山の幸

2009-11-07 20:21:56 | よもやま話・料理編
少し涼しくなると、極稀に手に入る山の物。
「 よし、あったぁー! 」 小踊りして店に戻ります。
これで、明日の “ K那Dr. ” に出す主役珍味が出来た ・・・ 。

カクテル・グラスにTスプーンを添え、 「 先ずは、先付けです。 」 と。
手塩皿を渡しながら。 「 こちら、種吐き皿になります?! 」
K那Dr. 「 ほォー、結構甘かタイ! 」
ヒゲは、カクテルGで、何をお出ししたのでしょう?

      そう、あけびの “ 種 ” なんです。

先生の料理は、業界用語で言う “ 天ぷら懐石 ” です。
天ぷらをメインに酒肴も用意します。   
先ずは、 “ 足赤海老 ” を一匹だけ揚げて、様子を見ます。
そして、次は野菜を揚げて、赤の田楽味噌を塗って、お出しすると ・・・ 
「 なんや、こらァ (あけびの) 皮タイ!? 」
「 こぎゃんとの喰わるッとね? 金峰山に登ると、ボロボロ落ちとるバイ!
  そるば、拾うて来たっだろう? 」
先生の悪態が次々と繰り出されます。
ヒゲも反撃 「 ハイ、その通りです。 原価の安いのを、手間ひま掛けて、
         高く売るのが田園式ですから! 」  (笑)
連れの○○薬品さんも苦笑。
先生 「 よし、もう一個揚げなっせ! 」

「 どぉ、酒ば貰おうか? “ 神力 ” はあるね? 」
浪ヤン 「 今日は、美少年と千代の園のが有りますよ。 」
○薬品さん 「 “ シンリキ ” とは、何ですか? 」
KDr.  「 昔あった酒造好適米の名前タイ。 最近復活して栽培されて、
       その米で造ったのが、この酒タイ。 」
「 ハーァ、造り酒屋で全然味が違うんですね!? (笑) 」

ヒゲ 「 次は “ ハゼ ” になります。」  
KDr. 「 今時、ハゼん天ぷらば出してくれる店は、少なくなったね。 」
    「 こん魚は、独特の味ンするもんね!
      浪ちゃん、千代の園の “ 神力 ” ば、もう一本!? (笑)」

  浪ヤン 「 〆は、むかご御飯になります。 」
KDr.  「 ねェ~、これも庭に落ちとっとじゃなかかい (笑)
       全然原価の掛かっとらんたい。 今日は、勘定の安かバイ! 」
○薬品さん  ( 爆笑 )
コメント
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