田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

酒と刑事コロンボ

2011-07-03 16:04:47 | よもやま話・酒編
ある日の事、部屋からカウンターに戻ったヒゲ
    「 あらー、先輩、いらっしゃいませ 」
客  「 オーウ、今日はリッチな酒ば、浪さんから出してもろた。 」
ヒゲ 「 ふーむ、コレは “ 十四代の龍の落とし子 ” じゃあないですか! 」
客  「 あそこの一画に、ズラリと揃えてあるけん、ドギャンとだろかと思うとった。
     こらー、旨まかネ! 」
                   
                田園・カウンターの冷蔵庫 (想い出が詰まっています)

ヒゲ 「 ハイ、此処は少々こだわりの蔵元さんでして ・・・
     自社製品を貯蔵する時は、勿論低温貯蔵ですが、出荷後の卸問屋・小売店さんヘの流通、
     私ら最終消費店までも、冷蔵保存を義務づけるです。 」
客  「 と云う事は、メーカーが売る相手を選んでいる訳タイ。
     道理で熊本では、見ん酒だもんな。 」

ヒゲ 「 そんなアルもんですから、酒屋も卸す店を選んで、大事にして呉れる所にだけ
     置く様になってます。
     ある種、日本酒の流通のひとつの極致を開いたものですネ。 」
客  「 俺たちも、田園の客だけん、そぎゃん良か酒ば飲まるっとタイ 」
ヒゲ 「 メーカーからお客さんまで、酒呑みの矜持が、この酒を支えとっとですよ。 」
客  「 そんな話聞くと、刑事コロンボのワインの名シーン想いだすね。 」

          
         
ヒゲ 「 あゝ、ほんなコツですネ。
     殺人の為、ワインの保管庫の電源を切り、高級ワインが劣化して、
     深夜、崖からソレを投げ捨てる有名なシーンですネ 」
客  「 そうそう、ワイン収集家としての矜持が、劣化ワインを捨てさせる。
     その行為そのものが証拠だと、コロンボが読んで待ち受けていたと … 」
ヒゲ 「 あの頃からすると、今は犯罪者も政治家も、何の矜持もナカですたい。 わはは! 」

             

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コメント (16)
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