ある日の事、部屋からカウンターに戻ったヒゲ
「 あらー、先輩、いらっしゃいませ 」
客 「 オーウ、今日はリッチな酒ば、浪さんから出してもろた。 」
ヒゲ 「 ふーむ、コレは “ 十四代の龍の落とし子 ” じゃあないですか! 」
客 「 あそこの一画に、ズラリと揃えてあるけん、ドギャンとだろかと思うとった。
こらー、旨まかネ! 」
田園・カウンターの冷蔵庫 (想い出が詰まっています)
ヒゲ 「 ハイ、此処は少々こだわりの蔵元さんでして ・・・
自社製品を貯蔵する時は、勿論低温貯蔵ですが、出荷後の卸問屋・小売店さんヘの流通、
私ら最終消費店までも、冷蔵保存を義務づけるです。 」
客 「 と云う事は、メーカーが売る相手を選んでいる訳タイ。
道理で熊本では、見ん酒だもんな。 」
ヒゲ 「 そんなアルもんですから、酒屋も卸す店を選んで、大事にして呉れる所にだけ
置く様になってます。
ある種、日本酒の流通のひとつの極致を開いたものですネ。 」
客 「 俺たちも、田園の客だけん、そぎゃん良か酒ば飲まるっとタイ 」
ヒゲ 「 メーカーからお客さんまで、酒呑みの矜持が、この酒を支えとっとですよ。 」
客 「 そんな話聞くと、刑事コロンボのワインの名シーン想いだすね。 」
ヒゲ 「 あゝ、ほんなコツですネ。
殺人の為、ワインの保管庫の電源を切り、高級ワインが劣化して、
深夜、崖からソレを投げ捨てる有名なシーンですネ 」
客 「 そうそう、ワイン収集家としての矜持が、劣化ワインを捨てさせる。
その行為そのものが証拠だと、コロンボが読んで待ち受けていたと … 」
ヒゲ 「 あの頃からすると、今は犯罪者も政治家も、何の矜持もナカですたい。 わはは! 」
http://blog.with2.net/link.php?1046790
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ヒゲ 「 ふーむ、コレは “ 十四代の龍の落とし子 ” じゃあないですか! 」
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こらー、旨まかネ! 」
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自社製品を貯蔵する時は、勿論低温貯蔵ですが、出荷後の卸問屋・小売店さんヘの流通、
私ら最終消費店までも、冷蔵保存を義務づけるです。 」
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道理で熊本では、見ん酒だもんな。 」
ヒゲ 「 そんなアルもんですから、酒屋も卸す店を選んで、大事にして呉れる所にだけ
置く様になってます。
ある種、日本酒の流通のひとつの極致を開いたものですネ。 」
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ヒゲ 「 メーカーからお客さんまで、酒呑みの矜持が、この酒を支えとっとですよ。 」
客 「 そんな話聞くと、刑事コロンボのワインの名シーン想いだすね。 」
ヒゲ 「 あゝ、ほんなコツですネ。
殺人の為、ワインの保管庫の電源を切り、高級ワインが劣化して、
深夜、崖からソレを投げ捨てる有名なシーンですネ 」
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