田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

ヒゲの病床日誌~病院食

2013-01-21 23:49:32 | ヒゲの毒舌
基本的に好き嫌いが無いヒゲですから、病院食がイヤと云う事はありません。
問題は、量なんです。
我が家では、朝は食パン1/2切とコーヒー、昼は簡単麺食。
夜は、程々の量にアルコール。
それなのに、降って沸いた様にまっとうな和定食に変わったのです。
最初は珍しさもあって、喜んで食べていたヒゲですが、直ぐに量に辟易し始めました。

そうは云っても、病院に合わせるしかありません。
 ( こういう所は、カァちゃんと違ってクソ真面目です。信じ難いでしょうが! )
何しろ多いのが、白御飯。 180gもあります。
これが、毎度毎度付いてくるんです。 ハァー  (タメ息)
念の為言いますが、白御飯は好きなんですよ。
酒の肴にもなります。
途中の口直しに、 “ ライス・サラダ ” と称して頂く事も。

他の人達は、どうしているのか?
対面の爺さんを観察すると ・・・・
お膳がテーブルに置かれるや、 「 カタ、カタ、カタ 」 と咀嚼が始まります。
それが終わるや、使用した箸を大きな湯呑に立てて、「 カシャカシャ、カシャ 」 と茶洗い(!) 。
その後、オシボリでペッペッと拭いて箸入れに。
はや~い! まるで、軍隊式の技です。

直ぐに、看護師さんが御膳を下げに来ます。
此処でも、食べるのが遅いヒゲはドベコス!!
スピードが追いつきません。
いつも最後まで飯を喰っている男と、陰口を言われているに違い有りません。
こうして、ナースが覗く度に、ヒゲにはプレッシャーが掛かるのです。

4.5日に経って、カァちゃんが異変に気付きました。
右口端が爛れているんです。
ヒゲは、禁じ手の裏ワザを使ったのでした。
スピードを上げる為に考え出したのが、汁掛け飯です。
白御飯が半分程になったら、汁を全て注ぎ込みます。
そうすると、お茶漬け式に口にかすくり込めるのです。
さらさらと喉を通り過ぎ、食べる時間も短縮!
当然ながら噛まない訳ですから、飯粒は硬いまんま胃に落ちていきます。
慣れないヒゲは、あっと言う間に胃が殺られてしまいました。 (笑)

【 カァちゃん談 】 
「 病院に御不満は? 」 と問われて、やっと固い偏屈な口を開きました。
現在、白御飯は100gに。
刺身や鰻を差入れすると、残すのが嫌だからと、私が病院食を食べる羽目に。 (笑)
 

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